ORIENT WV0011DTタイミング調整
精度はそれほどよくないことがわかりました。
着用時の歩度は平均+10秒程度、姿勢差は+2秒弱から+12秒までばらつきます。
置き方で平均日差を調整するという手が使えないので、緩急針をいじることにしました。
スクリューバックじゃないので、コジアケで開けなければなりません。
ケースに傷を付ける可能性が高いので、好きじゃないんですよね。
裏蓋をぐるっと見たけど差し込み口がなかったので、適当なところにコジアケを当てて
力を入れました。すると、ポコッという音とともに裏蓋が外れました。
外してみたら、"Orient"の"O"の方向に差し込み口があるのを発見。
もっとよく見ればよかった。おかげで裏蓋に少し傷が付いてしまいました。
内部はご覧の通り。けっこう大面積のスペーサーですが、一応金属製です。
某掲示板に「樹脂だったら萎える」との書き込みがありましたが、大丈夫でした。
自動巻機構の代わりに、ロゴなどを彫ったプレートが取り付けられていますが、
このプレートやスペーサーを含めて「魅せる内部」ではありませんね。当たり前ですが。
さて、本体をタイムグラファーのマイク部に乗せ、緩急針をいじります。
しかし、これがえらく固い。動いた、と思うと行き過ぎ。動いたかどうかわからないけど
動いたはず、という程度では変化無し。これくらいでいいかという妥協点に達するまでの
時間は、今までいじった時計の中で最長でした。
進みになるよう調整したつもりですが、その後の着用時日差は遅れ方向。
実測誤差は計るたびに変わるので、うかつに調整できません。しばらく様子を見ることにします。
裏蓋をはめる時、グリスをつけるためにOリングを外したのですが、2本の目立つ圧痕が。
防水性能には影響のない場所かもしれませんが、このOリングを再使用すると
防水性能がなくなる可能性があるので、新品に交換しました。セットを買っておいてよかった。