ORIENT WV0011DTタイミング調整

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
オリエント60周年記念モデルのWV0011DTですが、しばらく動かし続けた結果、

精度はそれほどよくないことがわかりました。

着用時の歩度は平均+10秒程度、姿勢差は+2秒弱から+12秒までばらつきます。

置き方で平均日差を調整するという手が使えないので、緩急針をいじることにしました。

スクリューバックじゃないので、コジアケで開けなければなりません。

ケースに傷を付ける可能性が高いので、好きじゃないんですよね。

裏蓋をぐるっと見たけど差し込み口がなかったので、適当なところにコジアケを当てて

力を入れました。すると、ポコッという音とともに裏蓋が外れました。

外してみたら、"Orient"の"O"の方向に差し込み口があるのを発見。

もっとよく見ればよかった。おかげで裏蓋に少し傷が付いてしまいました。


内部はご覧の通り。
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けっこう大面積のスペーサーですが、一応金属製です。

掲示板に「樹脂だったら萎える」との書き込みがありましたが、大丈夫でした。

自動巻機構の代わりに、ロゴなどを彫ったプレートが取り付けられていますが、

このプレートやスペーサーを含めて「魅せる内部」ではありませんね。当たり前ですが。


さて、本体をタイムグラファーのマイク部に乗せ、緩急針をいじります。

しかし、これがえらく固い。動いた、と思うと行き過ぎ。動いたかどうかわからないけど

動いたはず、という程度では変化無し。これくらいでいいかという妥協点に達するまでの

時間は、今までいじった時計の中で最長でした。

進みになるよう調整したつもりですが、その後の着用時日差は遅れ方向。

実測誤差は計るたびに変わるので、うかつに調整できません。しばらく様子を見ることにします。


裏蓋をはめる時、グリスをつけるためにOリングを外したのですが、2本の目立つ圧痕が。

防水性能には影響のない場所かもしれませんが、このOリングを再使用すると

防水性能がなくなる可能性があるので、新品に交換しました。セットを買っておいてよかった。