失敗続き

約半年前に腕時計の分解に目覚め、次々とジャンク扱い品を入手してきました。

ほとんどは分解清掃によって動くようになったのですが、もともと部品が欠品していたり

清掃では除去できない原因により動かなかった時計もありました。

でも、それは当然想定内のことなので文句はないのですが、最近そんなことが連続して起こりましたので

さすがにちょっと落ち込んでいます。


1. セイコースピードタイマー7015-7000
振ると、大きな部品が外れているような音。裏蓋を開けてみるとローターがローター芯から外れていました。

圧入を試みましたが手持ちの機材では入りませんでした。ローターなしでは動かない機械なので、

ここで作業継続を断念。


2. オリエント オリンピアカレンダー
地板側の天真穴石欠品。テンワのガタがやけに大きく、機械を傾けると止まるのでおかしいと思ったのです。

時計は動きませんが、一応分解洗浄組立まではやりましたので、そのうちネタにします。


3. セイコー ロードマチックスペシャ
ワンピースケースに機械を固定しているスライド式の金具が真っ赤にさびて固着し、

どうやっても機械を取り出すことができません。

ここまでさびていると、機械自体も相当さびているかも。


4. ユニバーサル ポールルーター
マイクロローター(メーカー呼称はマイクローター)の機械ですが、ローター軸の石が割れており

ほとんど回転しない状態。また竜頭が社外品で寸法が合わないためか、巻真溝とオシドリの突起が

ちゃんと連結しないため針回しができず。しかも竜頭は巻真に対し斜め。

竜頭は何とかなるかもしれませんが、ローター軸の石はどうにもならないので、これ以上手を入れる気に

なりません。一応、分解洗浄はやりましたので、いずれネタにします。


5. ウォルサム 手巻き17J
ゼンマイが巻けないとのことでしたが、まさかの巻真折れ。部品取りのジャンクが手にはいるのはいつの日か。


まあ、こんな感じで少々落ち込んでいますが、次のジャンクは着々と届いております・・・