Seiko Marvel J14008
文字盤に若干の傷みがありますが、全体としてはきれいな方だと思います。
機械を取り出し、文字盤を外したら筒車の押さえ座金がありませんでした。あるのが正解ですよね?
組み立ての時にはジャンクから部品をもらいましょう。
組み立ての時にはジャンクから部品をもらいましょう。
二番受けがとても汚れていました。さびかと思いましたが、固まった油のようで、すぐ取れました。
香箱の中はきれいで油も残っていたので、真だけ洗ってグリス塗布しました。
また、ガンギ車の地板側の穴石が少し欠けていました。穴石交換なんて高度なことはできませんし、
香箱の中はきれいで油も残っていたので、真だけ洗ってグリス塗布しました。
また、ガンギ車の地板側の穴石が少し欠けていました。穴石交換なんて高度なことはできませんし、
全周の半分以上は残っていたので何とかなるだろうと思い、特別なことはせず組みました。
輪列受けの四番車と三番車の受けが金属製なのがちょっとさびしいですが、それよりも穴のまわりが
輪列受けの四番車と三番車の受けが金属製なのがちょっとさびしいですが、それよりも穴のまわりが
荒れているのが気になります。穴とホゾが決まる前にネジを締め、入っていないことに気づいたが
緩めないまま無理に歯車を押して穴に入れようとした、そんな感じです。
ちゃんと動くか不安でしたが、受けを取り付けた後のザラ回しは普通だったので一安心。
後はいつも通り組み立て。日の裏は楽です。
写真には写っていませんが、ジャンクから座金を移植し、文字盤と針を取り付けてケースに収め、完成。
実は、マーベルはだいぶ前にやっているんですが、あちらは文字盤が17石で中身が21石でした。
ケースの形状も針も文字盤も違うタイプですが、あちらは他社製品とか他モデルでも一般的なデザイン
なのに対し、こちらはケース形状がちょっと違っていて、全体的に薄い感じがします。金色の針と
インデックスの文字盤がSSケースに入っているのも意外にいいです。この組み合わせが元々あったのか
どうかは確証がありませんが、意外に姿勢差も少なく、お気に入りの一本になりそうです。