正しい油の注し方

時計をいじるのにあたって、正しい注油方法は何かというのは非常に気になる事柄だと思います。

しかし、インターネット上でも、注油の大切さを説くサイト・ページは多々あれど、

ある程度具体的な方法を示してくれるところはありません。

ですから、私も自分なりにいろいろ考えた上で悩みながら注油してきたというのが実態です。


ちょっと前に、保油装置に注油する場合、穴石と受け石のすき間に丸く溜まるように注さなければ

ならないという情報を目にしたのですが、今までオイラーで注せば自然にそうなると思っていました。

非常に小さい部品の隙間の話なので、注油した後に受け石と穴石の間で油がどうなっているかは

いちいち確認していなかったのですが、たまたまある時、差した油が穴石のはまっている金属枠との

隙間にすーっと吸い込まれていくのを目撃してしまったのです。これで、「真ん中に丸く溜まるよう

にしなければならない」の意味が分かりました。

ではどうやればいいのか。

最近になって、今までの断片的な知識がつながるブログを見つけ、ようやく一歩前進しました。

やり方はシンプルながら、うまくやるにはちょっとした道具を用意するなどが必要ですが、

今後はこの方法でやっていこうと思っています。