FAVRE-LEUBA SEA KING

ボーイズサイズなので、自分には小さいとわかっていましたが、濃紺に全数字インデックス、赤い秒針

が気になって入札。開始価格のまま終わりました。
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外観はきれいな方ですかね。つやはあるんですが、研磨前の下地処理で手を抜いている感じです

(自分と同じですね)。ちょっとバフをかけてみましたけど、ちょっと様子がおかしいので、

もしかするとさびだらけの非ステンレスケースの表面を削って、めっきしてあるのかもしれません。

だとすると、ちょうど今並行して手がけているブライトリング1189と同じだ。こうなっちゃうのか・・・。

機械は良くも悪くもないです。
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しかし、どこの製品かがわかりません。地板にはメーカーのマークはなく、111というCal.No.なのか

部品番号なのかわからない数字だけがあります。クォーツショック前の製品だろうとは思いますが、

ちょっと調べただけではそれ以上のことはわかりませんでした。

いずれにしても、三針手巻きノンデイトとしてはごく普通の構造のようです。機留めネジを緩める

方向に回して固定するタイプです。
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機械はほんとにごく普通です。テンプ受けの色合いが違うので、ニコイチかもしれません。
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いつも通り、ばらしたら洗浄ですが、洗浄後の水気拭き取り時、地板のインカブロックバネが

起きているのに気づかず押さえてしまい、折ってしまいました。最終的にはジャンクから部品を取って

事なきを得ましたが、相変わらず抜けてます。おかげで経験値は一つ上がりましたが。

さて、地板の受け石を取り付け、注油してうまく入ったことを確認してから輪列の組み付け開始。
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ここで受けを取り付ける前に、ガンギの受け石を取り付けようとした際にまたやってしまいました。

ピンセットでつまんだ受け石を飛ばしてしまったのです。小さいやつなので、現存のジャンクからは

みつからず。仕方なく無いまま組立を続行しました
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探しているときは見つからず、違うものを探していると見つかることはよくある話なので、それに

期待します。幸い、見つかったら裏蓋を開けるだけで取り付けできますので。

テンプを取り付けて、
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日の裏を組み立てて
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文字盤と針をつけます。手ぶれがひどくて済みませんが、この文字盤は絶対リダンですよね。
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あとはケースに入れてできあがり。
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受け石が見つかるのはいつの日か・・・