BREITLING DAY

今年もブライトリングデイに行ってきました。買うものはないんですけど、スタジオブライトリングの

技術者が来るので、いろいろ話を聞きたいなと。

お話の内容(キャリバー01)自体は特に目新しいものはありませんでしたけど、それを実物で説明

したり、7750と比較したりでそれなりに楽しめました。

話が終わった後の質疑応答で、誰かが「キャリバー01はメンテ性がよいのに料金が高いのはなぜ?」

という誰もが持つ疑問をぶつけたのを皮切りに、私もいくつか常々思っていることを聞きました。

以下Q&A

Q1.キャリバー01はメンテ性がよいのにOH料金が高いのはなぜ?
A1. 部品点数が7750より100点ほど多いので時間がかかる。また部品単価も高いため

Q2.OH料金に含まれる部品代は?
A2.パッキング類、香箱、輪列、針、自動巻の切換車

Q3.通常のメンテで香箱の分解はしないのか
A3.OH時は香箱アッセンブリーを交換するよう指定されている。香箱はトルクをチェックし、
  合格したものが供給されている

Q4.オイルの適量は?
A4.オイル溜まりにオイルがあるのがわかるくらい(表現が難しい)

Q5.アンクルホゾに注油するのか
A5.昔はしたかもしれないが、今はしない

Q6.ガンギ・爪石への注油はどうやる
A6.出爪の衝撃面だけに注油し、5歯進ませたらまた衝撃面に注油、これを繰り返す

Q7.姿勢差の要因は?
A7.ほとんどがテンプまわりだが輪列のホゾ摩耗の影響もあり得る。もちろん、注油の仕方によっても
  変わり得る


他にもあったような気がしますが、忘れました。


「組むだけならプラモデルと一緒なので、誰にでもできるんですよ。」と言う言葉には

ギクッとしましたね(^_^;


ブライトリングも香箱、輪列を無条件で交換するというのは初耳で驚きました。

であれば、スタジオブライトリングにOHをやってもらう前提とすれば、3年、5年くらいでやる

必要はなく、極端な話、輪列が摩耗してからでもいいってことですね。使用頻度にもよりますけど。


今回聞いたことは、次からの分解組立に取り入れてみることにしましょう。