CITIZEN CRYSTAL7 ACSS52905-T

ジャンク6個セットのうちの一つです。ご覧の通り、文字盤周辺部から緑青が盛大に発生しています。
イメージ 1
イメージ 2


それでも、振ると動き出しますので機械は何とかなるかもしれません。裏蓋を開けたら、機械は

意外にきれいでした。
イメージ 3


機留めネジ2本で固定されていましたが、これを取っても機械が出てきません。風防側から外すタイプ

のようです。そこで、ベゼルを外しました。クリスタルセブンはパッキング2本で風防側の防水を

やっているようですが、文字盤側のものはゴミのようにぱりぱりになっていました。
イメージ 4


緑青は文字盤の外周にある見返しのリングから主に発生していたようですね。

針と文字盤を外しました。機械のダメージは極軽微のようです。
イメージ 5


今までクリスタルセブン、レオパールなどを分解してきましたが、日の裏側はモデルによって違いが

ありますが輪列側はほとんど違いがないように感じます。
イメージ 6
イメージ 7



さて、部品洗浄後、地板にパラショックを取り付けてから裏返して部品を取り付けていきます。
イメージ 8
イメージ 9


この後、オシドリ押さえを付けてから受けをかぶせ、ザラ回し確認後アンクルを取り付けて注油。

テンプを取り付けて自動巻の部品も取り付けます。
イメージ 10


輪列側はあとローターを付けるだけですが、ここで日の裏側に移ります。前述の通り、輪列側は52系から

77系まで違いがあるようには見えないのですが、日の裏側はシリーズごとに違いがあるようです。

特にこの52系?で目立つのがバネの多さ。日の裏側だけで6本のバネが使われています。トリッキーな

取り付け方はないのでまだいいのですが、こんなに多いのは他にないのでは?

記憶と推定だけでは組み付け方がわからないので、分解時の写真を見ながら組み立てます。
イメージ 11
イメージ 12
イメージ 13
イメージ 14
イメージ 15


無事、機械は組み上がりました。ケースも一応それなりに磨きました。風防は完成後にクリア塗装の予定。

文字盤ですが・・・ちょっと擦りましたが、あまりきれいになりませんでした。これ以上やるとまずいし、

またタトゥーシールを使って修復する気にもならないので、このままになりそうです。
イメージ 16


文字盤をこのままにするなら、風防もこのままでいいかな・・・

汚い文字盤が鮮明に見えてもしょうがないもんね・・・