AONE 転写シール耐久テスト

昨年10月にクロノスの文字盤をエーワンの転写シールで修復しました。→詳細はこちら

その直後から転写シールの耐候(光)性を確認するため、サンプルを屋外に晒していました。

ほとんど忘れかけていたのですが、先日庭に出た時に落ちているのを発見し、ああそんなことを

やっていたなと思い出しました。

テストを開始してから約3ヶ月ですが、意外に変化が出ていました。ともあれ写真をご覧下さい。

プラ板の上にシールを貼り、水性のつや消し透明コートをしたもの。
イメージ 1

プラ板とシールの間に気泡が発生しています。シールが縮んだ感じもします。また、インクの褪色も

見られます。これは予想していませんでした。

次に、油性のクリアコートをしたもの。
イメージ 2

気泡の発生は水性コートよりもやや多い感じです。こちらもインクが褪色しています。

最後はコート無しのもの。
イメージ 3

気泡の発生は一番多いですね。色がまだしっかりした黒ですが、発見時にコートしたものの裏に重なって

いたので、直射日光を受けた時間が短かったためと思われます。

腕時計の文字盤としての耐久性がわかるのはだいぶ先になると思いますが、思った通りというか

危惧した通りというか、あまり長持ちしなさそうですね。