WALTHAM President AS1863
今年最初の分解掃除は、ウォルサムのプレジデントです。
見ての通り、文字盤の状態はよくありませんが、機械がパワリザが短くて悩んでいたアメリカーナと同じだったので、機械の入れ替えを視野に入れ落札したのです。
見ての通り、文字盤の状態はよくありませんが、機械がパワリザが短くて悩んでいたアメリカーナと同じだったので、機械の入れ替えを視野に入れ落札したのです。
今となっては、アメリカーナも見通しが立ったので、入れ替えは不要になりましたが。
機械の状態はまあまあのようです。
ケースは全面ヘアラインですが、サイドはそれほど傷んでいなくて機械仕上げのまっすぐなラインが残っていたので、手作業によりヘアライン崩してしまうことを避けるため、正面のみ手を入れることにします。
機械を取り出します。文字盤の点々は、腐食の痕を掃除してあるみたいで、こちらも手を付けるのをやめておきます。
文字盤がアレですから、水分はだいぶ入ったようです。ケースの内側もけっこうさびてます。
ケースを分解しました。ベゼルで風防を押さえるタイプではありませんでした。コジアケ口がないので、風防を外した後でないと、ベゼルが外れません。
地板には1862/63と刻印がありますが、この機械はカレンダーありのため1863ということになります。
ちょっと端折ってますが、輪列です。左下の色の違う歯車は、自動巻きの伝え車です。
次に日の裏側を分解します。いつもならこちら側を先に分解するのですが、久しぶりのためかな、順番が狂ってしまいました。
分解が終わりました。これから洗浄に入ります。当然ベンジンでの洗浄です(^_^;
香箱ですが、油っ気がない感じだったのでゼンマイを取り出して注油し直すことにします。
ちょっと端折ってますが、輪列です。左下の色の違う歯車は、自動巻きの伝え車です。
次に日の裏側を分解します。いつもならこちら側を先に分解するのですが、久しぶりのためかな、順番が狂ってしまいました。
分解が終わりました。これから洗浄に入ります。当然ベンジンでの洗浄です(^_^;
香箱ですが、油っ気がない感じだったのでゼンマイを取り出して注油し直すことにします。
ここで悲劇が。いつも通りのゼンマイ取り出し作業をしたつもりだったのですが、スリッピングアタッチメントをロウ付けしてあるところでゼンマイが破断。
この機械のジャンクはなかなか見ないので、目の前が真っ暗になりましたが、とりあえず時計材料店に相談したところ、互換品があるとのことだったのでそれを購入。聞いてみるもんですね。
しかし、ゼンマイを取り出すのが怖くなりました・・・
さて、洗浄が終わったので組み立て開始です。輪列、自動巻きの伝え車、写真にないですがオシドリネジを取り付けます。
受けをかぶせ、丸穴車、角穴車、アンクル、テンプを付けていきます。
次に自動巻きの部品を組み立てます。自動巻きのコハゼの受け石を取り付け。
それを地板にセットし、コハゼを取り付けます。これがなかなか難しい。
切替車をつけて、受けをかぶせます。
あとはローターを付けるだけの状態で、日の裏に移ります。
巻真まわりを組み付けて
日車まで取り付けます。
日車の躍制レバーバネを飛ばしてしまい、ヒヤリとしましたが、すぐに見つかったのでほっとしました。
受けをかぶせ、丸穴車、角穴車、アンクル、テンプを付けていきます。
次に自動巻きの部品を組み立てます。自動巻きのコハゼの受け石を取り付け。
それを地板にセットし、コハゼを取り付けます。これがなかなか難しい。
切替車をつけて、受けをかぶせます。
あとはローターを付けるだけの状態で、日の裏に移ります。
巻真まわりを組み付けて
日車まで取り付けます。
日車の躍制レバーバネを飛ばしてしまい、ヒヤリとしましたが、すぐに見つかったのでほっとしました。
日車押さえを付けて
文字盤と針を付けます。
ケースに入れて
完成です。
文字盤と針を付けます。
ケースに入れて
完成です。
ちょっときれいになると、いい感じに見えるケースですね。文字盤の傷みが大変惜しいです。
パワリザはまだわかりませんが、ベンジンで洗っているのでたぶん問題ないでしょう。