ブライトリング クロノワークスセミナー
というイベントがあるというので応募したら、当選したので、東京は銀座まで行ってきました。
「ブライトリング・ジャパン技術トレーナーの林繁氏とクロノス日本版編集長の広田雅将氏が
徹底解説するとともに、日本に数本しかデリバリーされない実機を鑑賞できる非常に貴重な機会」
「実機を鑑賞(←ここ重要)」ということだったので、新幹線代を払ってもいいかな、というわけです。
とは言え、この件だけで行くのももったいないような気がしたので、三宝さんと銀座チャンスセンターにも行きました。
残念ながら、三宝さんはお休みでしたが、チャンスセンターは待ち時間の少ない窓口に並んだので、20分ほどで
購入できてしまい、セミナー開始までかなり時間が余ってしまいました。
それでも時間をつぶしきれず、会場のブライトリングブティックに行ってしまうことにしました。
セミナーはほぼ定刻に始まりましたが、冒頭にかなり衝撃的な事実が判明。
諸般の事情により、現物が届かなかったのでお見せできないとのこと。
代わりに危ない話をしますとのことだったので、若干期待しましたが、身の危険を感じるような内容ではなく、
なんだかなーのイベントでした。
話の中で「Cal.13はETA7750を大改造したもの」と言っていたので、最後の質疑応答の場で
「いつでもカレンダーを早送りできるようにしようとは考えなかったのか」聞いたところ、
「設計が古いし、大幅改造が必要だからできなかった」との回答。
中華コピーは実現してるのにな、と思いましたが、それを言うと嫌われると思ったのでやめました。
へーと思ったのは、以前書いたクロノワークスの記事の中の写真にこんなのがありましたが
この部品がクロノ秒針のふらつき防止バネの廃止のためにあるのがわかったこと。
垂直クラッチは構造的にクロノ稼働時の振り落ちが少なくなるのが利点だが、ふらつき防止のために
バネが必要なため、結果的に若干落ちてしまう。それを不要とするために、この小さな部品に
その機能を持たせたそうです。そしてこの部品は(いつになるかわからないけれど)レギュラーモデルにも
使っていくつもりだそうです。楽しみではありますが、その時には売れ筋モデルの価格が200万円になってるかな。
また、ガンギ、アンクルの形状も、最新仕様ではかなり奇妙な形になっているそうです。
セミナーは1時間ちょっとで終わり、その後歓談の場があったようですが、私はそそくさと帰路につきました。
ちょっと面白い話も聞けたけど、現物が見られなかったのは残念。
宝くじが当たればいいけどね。