IWC SPITFIRE MARK XV (black)

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 前回のブラックバードと同時に買うものを選んでいるときに見つけた品。アラビア数字のアップライドインデックスと特徴的な形状の針が気に入った。文字盤を白にするか黒にするかで迷い、結局黒を注文したが、その後白にすればよかったと悔やんだ。

 実物を見て、さらにその想いを強くした。文字盤の光沢が中途半端で、まったく品がないのだ。カレンダーも手書きかと思うようなフォント。裏蓋には、UTC表示機能をもたないのに「DIE FULIEGERUHR UTC」の文字が。
 手巻きでゼンマイを目一杯巻くと、巻き止まりがかなりはっきりわかる。かなり重い。ところが、普通ならねじ込み竜頭をねじ込むときには巻き真との連結が切れるのに、こいつはつながったままなので、うっかりゼンマイをフルに巻いてしまうと、ゼンマイをスリップさせながら竜頭をねじ込むことになる。その感触はまことによろしくない。

 風防は両面無反射コーティングのはずだが、どう見ても無コーティングである。風防の反射と文字盤での反射で、視認性はあまりよくない。
 ブレスはよくできていると思うが、本体との接合部(FF)に隙間がある。一番目に近いところなので気になる。それから、私の腕には少し短い。もう一つコマが欲しいところ。全体的には乙か丙レベルとは言うものの、やはり本物には見えないというのはパチの宿命だろうか。

【ケース幅・厚さ・重さ】約39.5(竜頭含まず)× 12mm 128g
【ムーブメント】自動巻(手巻き可)秒針停止機能 28800振動
【仕様】カレンダー(日付)日常生活防水 蓄光(アラビア数字以外のインデックス、時針、分針)