IWC PILOT CHRONOGRAPHの悲劇

 腕につける気にもならなかったIWCのローレウスパイロットクロノだが、文字盤をつや消しにして風防をちゃんとコーティングすれば、かなりまともになると考えられた。風防コーティングプロジェクトを進めている間に、文字盤をつや消しにして針もつけて、後は風防を待つばかりの状態であった。
 ところが、ある週末の二日間家を空けた時に、我が家に生息する怪獣に襲撃されて針がめちゃくちゃになってしまった。帰宅して無惨な姿を発見した俺は、その場にくずおれてしまった。

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 だが、その現場を冷静になって観察すると、ケースホルダーに時計が載っていたり作業マットが敷いてあったりして、どうも親がやっていたのをまねしようとした様子がうかがえ、怒れなくなってしまった。それ以来、さわられたくないものは鍵のかかる場所か高いところに置くようにしている。

 これを買ったパチ屋に針だけ売ってくれとメールしたが、予想通り何の返事もなかった。ムーブメントは中華7750なので、探せば使える針があるかもしれない。ということでofreiやebayを探したが、気に入るものがない。
 IWCパイロットウォッチは、その針が命と思っている。これと同じものでなければこの時計を持つ意味がないとさえ思っているが、見つからないならある中から選ぶしかない。

 時分秒針は何とか妥協できるものが見つかったが、サブダイアル針がみつからない。パネライ風のものがeBayにあったので、これで手を打つかと考えていたときに、実は別のパチ屋は部品を売ってくれる、という情報を得た。真偽は不明だが、試してみる価値はある。ついでだから、文字盤も頼んでみよう。元々のローレウス仕様でもいいが、てかてかの青だったらめんどくさいし、いやな記憶を呼び覚まさないためにも、裏蓋との整合は取れないが無難な白がいいかも。

 ということで早速針一式と白文字盤が欲しいとメールしたところ、OKの返事が来た。しかも、予想以上に安い。さっそく振り込んだら、約2週間で部品が届いた。怪獣が寝静まったら作業しよう。