SKAGEN 355XLSS

 SKAGENの時計はすでにひとつ持っているけれど、ほとんど使っていない。使わない理由は、華奢な時計本体に対してブレスがごつく、アンバランスに見えること。時計単体で見るとそれほどではないが、腕に装着するとなぜか違和感が出てくる。直径38のケースにしてはブレスの幅が21mmと広めで、全周にわたって等幅であることが影響しているのかもしれない。

 しかし、久しぶりに取り出して眺めてみると、悪くはないと思ってしまう。風防はミネラルクリスタルガラスだが、厚みが全体に同じのようで真横に近い位置からでも文字盤が見える。普通は耐久性を考慮しているのか工数を抑えているのか、厚みが周辺と中央で違うガラスになっているので、見る角度を変えていくと徐々に文字盤が歪んできて、そのうち見えなくなってしまう。SKAGENの風防は、強度は低いかもしれないが視認性はよいと言える。文字盤もシンプルでよい。もうひとつ買ってみようかな、という気になってしまった。

上が331XLSXC、下がBA-1615
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 そこで今考えているのがタイトルにある355XLSSだ。最近出た新製品で、ケース外径が40mmある。センター3針でカレンダー(日付)付き、インデックスはノモス風書体の数字のみ。秒針が止まる位置と分刻みの目盛りがずれていると気になる性格なので、細かい目盛りがなければ少々のズレは気にならないだろうという期待もあるのだ。
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 今のところ、ネットではアマゾンくらいしか扱っていないようだが、定価販売なのでそれなら正規店で買った方がよかろう、ということで、買い物ついでに正規店に行って現物を見てみた。今持っている331XLSXCと外径が2mm違うだけだが、かなり大きく見える。文字盤はイメージ通りだ。色は黒と銀があるが、見やすさが安定しているのは銀の方だった。しかし、銀の方は秒針がずれている・・・数字のインデックスだけしかないのに、明らかにずれているのがわかる。黒の方は気にならないレベルなのでそちらにしようかとも考えたが、やっぱり銀がいい。他のはないのか聞いたら、展示品以外の在庫はないとのことだったので、悩みながらも購入を断念した。

 市内にもう一軒正規店があるので、今度そこへ行ってみて、もし秒針がずれていなかったら買ってこよう。