B-Barrel BB0031SV用ゼンマイ巻き治具

 B-Barrel BB0031SVの竜頭が重くて巻き上げかつらいのは以前書いた。購入店ではなく公式サイトの問い合わせ先にメールを送ったら、油を差せば軽くなるかもしれないので送れとのことだったが、油を差すだけで大幅な改善があるとは思えなかったので辞退した。
 巻き上げ用の小道具としては、クラウンタイトニクスという商品があるが、巻き上げだけのためにあのお金を出す気にはなれない。
 となれば自作か転用であるが、まずは転用を考えた。 

 身の回りにあるもので、竜頭の大きさくらいの穴が明いていて、ラバー製で安価なものを探したが、なかなか見つからない。ようやくインナーフォンの耳当てが見つかった。内径と材質はちょうど良さそうだが、ふにゃふにゃなのでこのままでは使えない。そこで、空間部分にホットメルトを流し込んだ。良さそうに見えたが、実際に使ってみると耳当てと竜頭がスリップしてしまい、うまく巻けない。どうも、ホットメルトが空間の奥までしっかり入っていないようだ。何度かやり直してみたが、どうもうまくいかない。

 次に思いついたのは、電気製品の足だ。黒い汎用型ならホームセンターで売っている。ちょうど良さそうな大きさのものを購入して竜頭に取り付けてみた。

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竜頭との一体感はすばらしく、巨大な竜頭を回しているような感触だ。この一体感は、竜頭と足ゴムの穴がややきつめだからだが、BB0031SVの場合ねじ込み式竜頭ではないので、外すときにそのまま引っ張ると竜頭が出てきてしまうし、こじると巻真を曲げてしまいそうで怖い。

 そこで、穴の直径方向に切り込みを入れてみた。ゴム足をぎゅっとつまみ、この切り込みが広がるようにすることで着脱時の抵抗を減らそうというわけだ。
 やってみると、かなり力がいるものの、まっすぐ引っ張っても竜頭が出てくることはなかった。将来画期的な案を思いつくまでは、これで行くことにしよう。

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