355XLSSB帰還

 先日秒針が脱落したSKAGENの355XLSSBだが、修理に出してから1ヶ月経っても何の連絡もないので、秒針を付け直すだけなのに何ヶ月かかっているんだと電話をしてみたら、すみません戻ってきていますというので取りに行った。

 心配していた秒針のズレはなかったのでほっとして引き取ったが、帰宅してじっくり見てみるといろいろ気になる点が見つかった。分針の先に傷なのか汚れなのか判別しにくい曇りがあるのだ。インデックスにもやたらと汚れが付いているのを発見。修理に出す前、こんなに汚れていたっけ?

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3の下半分、4の一番上に曇り

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8の上、7の上に曇り

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分針の先端に曇り。10も拡大すると汚れがわかるが、肉眼では気にならない

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11全面と12の上。12はどう見ても指紋

 修理内容を見てみると、「ムーブメント」「交換」となっていて驚いた。秒針を付け直すのではなく、ムーブメントを交換したというのだ。ムーブメントだけを交換しようとしたら、針を全部外してから交換し、また針を全部付け直すことになるので、それはないだろう。文字盤も含めてそっくり入れ替えたと考えた方がいい。インデックスや針の曇りは、交換用ユニットについていたものということだ。SKAGENのサービス部門は、針の刺し直しも出来ないレベルなのか。こんな汚れたものをそのままつけて送り返してくるのか。
 故障時に修理名目でユニットごと交換するのは某有名ブランドでも実施されているようだし、別に悪いとは思わないが、最後の検品にはもう少し気を使ってもらいたいものだ。

 2万円しない時計にうるさいことを言うなという意見は当然あるだろうが、オークション用使い捨て雑貨時計ならともかく、並行差別をしながら正規店では定価販売するような体制で商売をしているブランドだ。安いから汚れていてもいいということはないはずだ。
 それとも、私がうるさすぎるのだろうか・・・。

 近いうちにクリーニングまたは研磨を自分でやる予定。ネタが出来たので、ある意味でSKAGENには感謝している。