SKAGEN 355XLSSBクリーニング

SKAGEN 355XLSSBクリーニング
 インデックスと分針に曇りがある355XLSSBをクリーニングすることにした。SKAGENの時計は裏蓋が小さいので、文字盤をいじるためには風防側から分解していく必要がある。
 355XLSSは9時側にコジアケを入れる隙間があり、ケースを裏側と表側に分割するようになっているので、ここにコジアケを挿入する。ケース表側はだいたい予想通りの感触で外れた。

 さて、いよいよクリーニングである。まず、分針の先端から。ここは汚れなのか傷なのかわからない曇りだったが、拭いてみたら取れた。ただの汚れだったようだ。これに勢いを得てインデックスのクリーニングに取りかかる。綿棒にクリーニング液をつけてインデックスを擦ってみると、やっぱり落ちる。こすり傷じゃなくてよかったと思っていたら、落とし穴が待っていた。クリーニング液にオリンパスのEEクリーナーをつかったのだが、これがいけなかったようで、文字盤をいためてしまったのだ。デリケートな文字盤を拭くのに弱いクリーナーから使うべきだった。大いに反省している。

イメージ 1
3の下半分、4の一番上に曇りがあった。拡大してみて文字盤にゴミが多数あるのがわかった。肉眼ではわからないので、このままにしておく(苦笑)

イメージ 2
8の上、7の上に曇りがあった。8の両サイドにシミが出来てしまったが、肉眼では写真ほどには目立たない

イメージ 3
11全面と12の上、分針の先端に曇りがあった

 一応クリーニングが終わったので、ケース表側をはめる前に動作確認をした。竜頭を引いて回したら、時針は動くが分針が動かない。見ると、先端がインデックスに引っかかって動かないことがわかった。さっき分針の先端を拭いたときに、文字盤側に力をかけたのでハカマが外れてしまったようだ。
 仕方がないので秒針を抜いて、分針を差し直す。その後秒針をつける際にズレが出ないか心配だったが、これは比較的うまくいった。

 再び動作チェックをし、問題ないことを確認してからケース表側を取り付けた。文字盤と針の汚れは全部取れたが、文字盤の一部にシミを付けてしまったのは大変な失敗だった。この反省は今後の時計いじりに反映しなければいけない。

 しかし、インデックスが曇っているよりは目立たない。と、自分を慰めてみる。