気になる時計2

 今気になっている時計について書いてみる。BALL WATCHのENGINEER II OFFICERである。BALL WATCHと言えば、公開中の映画「サブウェイ123」の主役の一人デンゼル ワシントンが映画の中で着用していることは知る人ぞ知る事実である。モデルはトレインマスタークリーブランドエクスプレス。もう一方の主役、ジョン トラボルタも時計好きで知られているが、何をつけているのか確実な情報は得ていない。

 そんなBALL WATCHの今年の新製品、エンジニアII オフィサーだが、何が私の琴線に触れたのか。一言で言えば外見である。そこにETA6498の手巻きムーブ、裏スケ、普段はそれを隠しつつ耐磁性を上げるための蓋がついたハンターケース、BALL WATCH全機種に採用されているマイクロガスライトなどが加わって、「欲しいかも」と思ってしまったわけだ。

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 考えてみれば、ハンターケースは懐中時計からのものだし、デザインは20世紀前半にオメガやIWCが出していたものとかなり似ている。BALL WATCHらしさと言ったらマイクロガスライトをアンティークなデザインに適用したところくらいか。

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写真は某ショップサイトから転載

 現行品では、こう思うのは私だけかもしれないけれどIWCのビッグパイロットに通じるイメージがなくはない。サイズも同じ46mm。あちらは貴金属を使っていることもあってちょっと躊躇してしまう価格なので、オフィサーはプアマンズ ビッグパイロットと言ってもいいかもしれない。

 難を言えば、針がちょっとだけ安っぽいということか。時針はコブラ針の輪郭で、かなり大きい面積の真ん中にマイクロガスライトが埋め込んであるだけ。でも、特別違和感があるわけでもないので、これはこれでいいのかな。

とりあえず今は、頭を冷やしている。