気になる時計3

 今回の気になる時計は、B-BarrelのBB0040である。B-Barrelは「もう高すぎてスイス時計なんぞ買えるか! でも普通の時計はイヤ」というオタ向けの時計を企画販売しているブランドだ。ここの商品はBB0031という手巻きの2カウンタークロノを持っている。

 今回気になっているBB0040は、カブトガニのしっぽのような長い緩急針をもつ手巻きユニタスのコピーをベースに、てんわにチラネジをつけたムーブメントを採用。風防も両面低反射コートを施したサファイアクリスタル風防で、革バンドは裏が撥水加工されている。

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 これで定価が2万円を切るのだから、コストパフォーマンスは相当高いと言える。確かにそう言えるのだが、あくまでこの価格でこの品質!なのが売りであって、絶対的な品質については不満がありそうだ。「もう少しお金出すから改善して」と思う部分もありそうなのである。
 BB0040の前に発売されたシンプル天津、シンプル北京では実物を見た結果購入を断念した経緯があるが、BB0040はどうなんだろう。今度も実物を確かめて決めたい。

 しかし、そのために上野に出かけるのはちょっとしんどい。そこで、隣の市に取扱店があることがわかったので行って、買う前提なしに取り寄せしてもらえるか聞いてみた。その時は店主が不在だったため、店番の人に確認をお願いしたのだが、その後一本だけはOKとの連絡があったので、入荷したら見に行くことにしよう。

 B-Barrelのブログを読むと、価格を抑えるための涙ぐましい努力、価格を上げないための妥協が随所にあることが書いてある。そうやって価格を下げないと、扱ってくれる店が増えないこともあるし、利幅を大きくすることで値引きが当たり前になると、体力のない取扱店が撤退したり結果としてブランドイメージが低下したり、となることを恐れているようだ。目指すところと現実の狭間でもがいているのがよくわかる。そんな社長を支援する意味で買おうと思ったりもするが、時計自体が買って後悔するものなら買わない方がいいんじゃないか、そんな思いもある。

 まあ、すべては実物を見てからだな。