今週の時計

 一昨日の訪問者数がかなり多かった。ナビタイマーのことを載せると多くなる傾向はあったから、
ナビタイマー人気を実感したものだけど、フォルティスも人気あるの?よくわからない。

 それはさておき、今週引っ張り出したのは、久しぶりのIWCビッグパイロット(パチ)。 
ケース幅が46mmという大きさでけっこう目立つので、半袖のシーズンは使用を控えている。
革ストラップ仕様だから、というのもある。
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 こいつの風防に施されている低反射コーティングは、自分が業者にやってもらったものと
遜色がない。B-barrelの最近のモデルに施されているコーティングよりもよい。
時分針に塗られた蓄光塗料がヒケを起こしていたり、全体的にシャープさがないので本物には見えないが、
文字盤の出来はよいと思うのでけっこう気に入っている。

パチ時計を「お気に入り」と言い放つことに対して眉をひそめる向きもおありかとは思うけれど、
今は足を洗っており、所有する範囲で楽しんでいるだけなので、どうかご容赦いただきたい。

 久しぶりに使ってみてふと思ったのは、ムーブメントは何だっけ?ということ。
買ったばかりの頃、ローターがしゃらしゃら音を立ててうるさいので、ローターベアリングに油を
差したことがあるが、どんなムーブだったかよく覚えていない。

そこで、現存するパチ販売サイトでこの時計の中身を写した写真を探してみた。
そしてそれを見て驚いた。
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最近これとそっくりのムーブメントを見たぞ。
そう、PARNISのポルトギーゼもどきのムーブメントとそっくりなのだ。
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PARNISのムーブメント

ローター回転音がうるさいのは、このムーブメントの特徴ということなのだろう。

 写真を見ると、本物に似せたデザインのローターが目を引く。ローターを似せたって、
ムーブメント本体がまるっきり違うんだから意味ないと思うけれど、これが何の装飾もない、
ムーブと同径のローターだったら、たぶん寂しいと思うに違いない。

 特筆すべきは(すべきなのか?)、ローターの外径がムーブメント本体よりも大きく、
スペーサーの大部分を覆っているということ。ちまたにスペーサーがぎっしり入っている時計は
多いけれど、このスペーサーの空間を使って何かできるはずということを、このパチ時計は
示唆しているのではないだろうか。

 この時計は竜頭もケース幅も大きいため、先日買ったタイムグラファーに
かけられないのが悲しいな。