LONGINES SPIRIT CHRONOGRAPH

 これも衝動的に買ってしまった時計のひとつ。
以前、3針モデルをクロノと比較して納得した上で購入したが、
その3針との差額\14,000でクロノモデルが出ていたので、つい購入してしまった。

3針は白文字盤とブレスでクロノは黒文字盤でアリゲーターストラップという違いがあるが、
デザインはほとんど同じなので賢い買い物とは言えないなあ。
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 文字盤、ケースのデザインは基本的に3針と同じ。
当然ケースの厚みは違うが、裏蓋側からの竜頭の位置は3針と変わらない上、
竜頭の出っ張りが0.5mmほど3針より長いので、手首への干渉がより大きいのは大きな誤算だった。

 また、竜頭とクロノボタンの高さがはっきり違うので
2階建てムーブメントであることがはっきりわかる。
それをごまかすより薄くすることを選択したのだと思うけど。
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 文字盤が黒のため、針が青焼きではなくシルバー塗装になっている。
青焼きの方が好きだけど、黒文字盤に青焼き針では視認性が落ちると思われるのでやむを得ない。

 クロノと3針の時分針は同じ形状だけど、クロノ秒針が3針の秒針より太い。
先端はとがっているわけでもなく色が付いているわけでもなく、
なんだか安っぽく感じるのは私だけだろうか。何かもう一工夫あったらよかったな。


 ムーブメントはETA2894だそうだ。2892に自前のクロノモジュールをくっつけたものらしい。
2892にデュボアデプラのモジュールを載せた機種はよく見るが、使い分けはどうすんだろう?
と思っていたら、たまたま雑誌にコストダウン・供給安定のためETA
デュボアデプラのモジュールをコピーしたもの、というような記述を見つけて納得。


 その自前クロノモジュールの操作感だけど、お世辞にも良いとは言えない。
ボタンの押し込み荷重がとにかく重いのだ。
試しに体重計を使って計ってみたら、スタート時3.5kg、ストップ時3.0kg。
2892+DDモジュールのブラックバードでやってみると、スタート時2.0kg、ストップ時1.0kgという結果。
0.5kg単位でしか計れない体重計なのであくまで目安だけど、
ETA2894はデュボアデプラモジュールの約2倍の操作荷重が必要ということになる。

 そうは言っても、指がどうにかなってしまうわけではないし、
ロック機構がない分使い勝手は相対的にブラックバードよりはよいと言える。

【ケース幅・厚さ・重さ】約40.5 x 12mm 74g
【ムーブメント】ETA2894(自動巻、ハック、手巻き可、クロノグラフ、 28800振動)
【仕様】蓄光(時分針、インデックス)、カレンダー(日付)
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