革ストラップ自作② 貼り合わせ
まず、ベースとなる裏革にあんこを貼り付けます。
剣先方向への段差をなくすために、あんこには適当に斜めすきをしておきます。
そいつをG17で貼り付けます。その時に、平らに貼り合わせるのではなく、
装着時をイメージして湾曲させながら貼り付けます。
剣先方向への段差をなくすために、あんこには適当に斜めすきをしておきます。
そいつをG17で貼り付けます。その時に、平らに貼り合わせるのではなく、
装着時をイメージして湾曲させながら貼り付けます。
次に、表革を貼り付けます。あんこと同様に、湾曲させながらです。
尾錠がつく方のストラップは、両端を折り返してばね棒が入るようにしなければなりません。
折り返し部分に段差が出来ないよう、ここも斜めすきをします。
斜めすきはカッターナイフを使いましたが、やはり革包丁があった方がやりやすいかもしれません。
尾錠がつく方のストラップは、両端を折り返してばね棒が入るようにしなければなりません。
折り返し部分に段差が出来ないよう、ここも斜めすきをします。
斜めすきはカッターナイフを使いましたが、やはり革包丁があった方がやりやすいかもしれません。
作る前にけっこう悩んだのが、ツク棒が入る長穴をどうやって明けるかでした。
いろいろ考えた結果、まず一方の端にサークルポンチで穴を明け、表革を折り返してから
穴の中心に針を刺し、また開いて針が刺さったところを中心にポンチで穴を明け、
その間を彫刻刀で切るという方法でした。
いろいろ考えた結果、まず一方の端にサークルポンチで穴を明け、表革を折り返してから
穴の中心に針を刺し、また開いて針が刺さったところを中心にポンチで穴を明け、
その間を彫刻刀で切るという方法でした。
今回はちょっとうまくいきませんでしたが、この方法で充分やれるという感触は得られました。
長穴を明けたら、折り返しを接着します。
ばね棒の入るスペースを確保するため、電線を挟みます。
ばね棒の入るスペースを確保するため、電線を挟みます。
貼り合わせが終わりました。接着剤が乾くのを待って、コバの仕上げをします。
材料切り出しの時に、ぴったりに切るのが怖くてわずかに余裕を持たせたのですが、
それがそのまま残ってしまってラグや尾錠に入りそうもないので調整します。
材料切り出しの時に、ぴったりに切るのが怖くてわずかに余裕を持たせたのですが、
それがそのまま残ってしまってラグや尾錠に入りそうもないので調整します。
調整が終わったら、貼り合わせの段差や切り出し時の微妙な凹凸をなくすように、
やすりで磨きます。
こういう作業をしっかり丁寧にやることが、きれいに仕上げるコツの一つなんでしょうけど、
どうしても「これくらいでいいか」ということになってしまいます。
やすりで磨きます。
こういう作業をしっかり丁寧にやることが、きれいに仕上げるコツの一つなんでしょうけど、
どうしても「これくらいでいいか」ということになってしまいます。
さて、この後の作業はヘリ落とし、コバスーパー処理、縫製が残っています。
本やものによって作業の順番が違うようですが、今回は白い糸を使いますので、
コバ処理時に糸を汚さないよう、上記の順番で作業することにしました。(続く
本やものによって作業の順番が違うようですが、今回は白い糸を使いますので、
コバ処理時に糸を汚さないよう、上記の順番で作業することにしました。(続く