中華7751の分解組立-5

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12時間積算計の他、もう一つ気になることが。

クロノのストップ時、2回の手応えがないと動き出さないことです。

裏蓋を開けて部品の動きを見ていると、レバーがカムを押すときに先端がカムのどこかに引っかかり、

それが外れるときに1回目の手応えとなり、その後が本来の手応えという感じです。

なぜ引っかかるのか全然わかりません。無理な力をかけて変形させた覚えはないし、組み間違いが

あるようでもなし。最初の引っかかりが外れずに最後まで押されるのが本来の姿みたいですね。


ここはとりあえずそのままにして、文字盤の取り外しにかかります。針を外して・・・

今までセンター針は一つずつ外していたのですが、今回いろいろなところで見かける一発外しを

やってみました。心配していた針の傷はついたようには見えず、何より楽なのがいいですね。

これからはこの手で行こうかな。


今日作業に入る前に、針を付けた後でないと不具合がわからないのは大変だよな、何かいい方法は

ないんだろうかと思って、分解中に撮った写真をめくっていました。すると、カレンダー受けの

穴あき部分からブレーキが見えている写真がありました。
イメージ 1

この穴からブレーキをつついてみれば、もしバネが外れていたら簡単に動くはずですね。


そんな目星を付けていたので、文字盤を外した跡にブレーキをつついてみましたが、

バネが外れているような感じはありませんでした。プッシャーを押しても、ちゃんと動いているようです。

針を仮付けしてしばらく放置してみましたが、停止状態では動く気配無し(クロノをスタートして

放置したときは動くことを確認済み)。

原因がよくわからないというのはいやですね。症状が出なくなっても、いつ再発するかわからない

わけですから。でもこれ以上分解するのは面倒なのでやめました。文字盤と針を付け直し、

ケースに入れる前に一応もう一度確認しましたが、再発はしませんでした。

ケースに入れて、ようやく完成です。
イメージ 2

現在、平置きで-6sec/day相当の精度です。これが一日使用することでどう変わるか、

今週チェックしていきます。


次回、完結編となるか!?