パチギーゼさっそく

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つい先日届いたパチのポルトギーゼクロノです。オリジナルの7750シリーズにはない

6時秒針の改造ムーブが壊れやすいという評判は知っていましたが、

まがりなりにも7750を分解再組立できるようになったことを受けて

6時秒針化のしくみ、壊れやすい原因の調査とあわよくば壊れにくくするための対策を実施すべく、

もう完成品は買わないと決めていたパチ時計の購入に踏み切ったわけです。

動きが止まるまでは裏蓋を開けないつもりでしたが、手巻きができないこととローターの回転が

芳しくないことは止まるまでとは言え気持ちがよくないので、ついつい裏蓋を開けてしまいました。

まずはローターを外します。
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ベアリングがスムーズに回らないことがローター回転不良の原因だろうと予測していたので、

ベアリングの穴に爪楊枝を差し込んでローターを回してみましたが、その動きは実にスムーズで

問題があるようには思えません。

でも本体につけると空回り方向でもよく回りません。本体側に問題がありそうです。

また、手巻きができない原因は今までの経験から切り替え車が不調と予想していました。

もしそうならローターを外せば軽く手巻きができるようになるはずですが、まったく変わりません。

これも内部に原因がありそうです。

時計機能もクロノグラフも、今のところ順調?に稼動していますが、この先が楽しみです。


裏蓋を開けた時に撮った写真です。
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これは前回、7751で破壊した部品ですが、この時計では相当手を抜いた作りになっています。

まあ機能的には問題ないのでしょうが。(写真が悪くてすみません)

この時計は12時間積算計がないので、それにまつわる部品が省かれています。本来であれば

カムと連動するレバーが丸のところにあります。
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当然、そのレバーにつながる文字盤側の部品もないでしょう。カレンダーもありませんから、

文字盤の下はほとんど部品がないんじゃないでしょうか。

いや、秒針の移動だけでも意外にたくさんあったりして。早く見たいなあ。


最初の写真を見るとわかるとおり、ケースの縁が幅広です。スペーサーがないんです。

その時は珍しいなーと思っただけでしたが、その意味するところがわかったのは二日後でした。