SEIKO Speed Timer 6139-7120 ③

http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php
裏蓋に6139-7100と刻印してあったのでそのまま書いてきましたが、文字盤をよく見たら

7120となっていたので、前回までの書き込みを修正しました。


さて、無理やり動くようにしたスピードタイマーの稼働状況ですが、装着時と平置き時の差は

あまりないようです。

またゼンマイが弱く短いのでパワーリザーブの短さが心配でしたが、全巻きから止まるまでの

時間を計ったら約45時間だったので、普段使いで困るようなことはないでしょう。

それから、近所の時計店にお願いしていた6139Aのゼンマイですが、やはり見つからなかったとのこと。

どうしても何とかしたいならつなぐ方法もあると教えてくれましたが、ぜんぜんイメージできませんでした。

後につなぎ方を書いたサイトを見つけ、ようやくわかりましたので、いずれ挑戦してみたいと思います。

ブリキのゼンマイおもちゃを分解したことがあればすぐイメージできると思います。

店を訪れたついでに、日ごろ疑問に思っていたことを聞いてみました。

まずはアンクルのホゾに注油するのかどうかについて。回答は「しない」でした。

「油の粘性が安定性に悪影響を与える」かららしいのですが、実体験に基づくというよりは、

そう教わったという感じです。

ゼンマイについては、鋼のゼンマイには注油が必要だが、ニバフレックス等のものは不要で、

注油するとかえってよくないとのこと。なぜよくないのかは聞き漏らしました。

ただし、自動巻きの場合は外端に専用グリスを塗り、完全に巻き上がる直前に1/8(45゜)ずつ

スリップするようにするそうです。

この日は、ロレックスの修理をやっていました。文字盤やケースは作業台の上にありませんでしたが、

「3135はぜんまいがよく切れる」と言っていましたので、サブマリーナでしょうか。

ほかに聞きたいことを思い出せなかったので、「また相談に乗ってください」と言って

店を出ようとしたら、「たまには儲けさせてよ」と言われてしまいました。

儲けていただきたいのは山々ですが、一番儲けてもらえるOHは自分の楽しみでもあるので譲れませんし。

どうすれば儲けてもらえますかねー。