TECHNOS SUPER WING

テクノスといえば、昔はクイズ番組の賞品で有名でしたね。現在のテクノスはブラジルの会社だそうです。

ブラジルから撤退したセイコーの工場を買い取り、セイコーブランドの時計も作っているとのこと。

エルジンのように日本の会社がやっていると思っていましたが違うんですね。

そんなテクノスがスイスの会社だったころの製品だと思います。機械が何なのか興味があって入手。

動いているとのことでしたが、届いた物は不動。振るとカタカタ音がします。
イメージ 1

裏蓋を開けてみると、自動巻部分が外れて踊っている状態。げっ、と思いましたが、締め付けネジは

二本とも中にあったので欠品はしていませんでした。
イメージ 2
機械はETA2824でした。

機械はネジ2本で固定されていますが、固定方法がちょっと変わっていました。ほとんどの場合、

締め込んでケースまたはスペーサーに固定しているのですが、この時計はネジを突っ張り棒のように

使って機械をケースに固定しています。
イメージ 3

日の裏側はこんな感じ。
イメージ 4

巻真まわりは、パープルホースの2789-1と部品の形状は違うところがありますが、構造的には同じようです。
イメージ 5

巻真先端も、パープルホース同様にねじれていました。
イメージ 6

洗浄後は組み立てていきます。
イメージ 7

テンワが元気に回ってくれるとやっぱりうれしいですね。
イメージ 8

ちょこちょこっと磨いたケースに収めてできあがり。ガラスは傷がありますが、ひどくはないので

そのままにしました。
イメージ 9