SEIKO Diamatic 19J 7006-5000
この時計は10個一山の内のひとつです。こいつの分解を始めたのは、実はだいぶ前なのですが、
分解途中で香箱真を飛ばしてしまい、作業が継続できないままになっていました。
それが、二日前くらいに偶然見つかったので、作業再開となりました。
この時計はケースの構造がだいぶ変わっています。文字で説明するのは難しいですが、正直言って
何の意味があるのか?って感じです。さびがひどく、分解はかなり苦労しました。
機械は7006Aで、偶然にも前回やった7015-7000のベースムーブメントです。ですから、組立は
機械は7006Aで、偶然にも前回やった7015-7000のベースムーブメントです。ですから、組立は
比較的楽でした。クロノの後の3針ということもあるでしょう。
7015では竜頭の押し込みで曜日の早送りができましたが、この時計ではそれが省かれています。
このタイプは輪列受けをかぶせる前に組み付けておかなければならない部品があるので注意が必要ですが、
受けのかぶせ作業自体はすぱっと決まる感じですね。
このケースの構造もワンピース式同様にケーシングしてしまうとタイミング調整ができないので、
ちょっと面倒でした。
形が昔の白黒ブラウン管テレビみたいでおもしろいですね。
最初はあんまり末永く使う気はなかったんですが、針や文字盤は汚れなくきれいだし、一日使ってみたら
捨てがたいという気持ちになってきました。