SEIKO AUTOMATIC 7002-8010

しばらく前から、エアコンがない二階の自室で作業をするのがきつくなっています。早寝早起きをして

早朝作業をやったりもしていますが、終了時間が決まっていると落ち着かないんですよね。


これも10個一山のひとつですが、製造が21世紀らしいため、程度はかなりよいです。
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ですが、廉価ラインのためか質感というのは今ひとつ。良くも悪くも、今現在の製品という感じ。

裏蓋を開けると、7002Aという機械が入っていました。シンガポール製のようです。まだきれいですね。
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早速分解です。巻真の抜き方を含め、基本的には7006Aと同じようです。
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製造からまだ10年ほどしかたっていないためか、錆びや汚れはないし油もまだ残っていましたが、

香箱内はそれなりでした。
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自動巻ってこれだけですよ。壊れにくさがわかります。
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7006Aもそうでしたが、吉車がなく、鼓車の竜頭側のギザギザで日車を早送りするという構造なのが

特徴でしょうか。手巻きを捨てた機械だからこそ採用できる、シンプルなメカですね。
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日送りの中間車が樹脂製なのが、7006Aと違うところです。

完成はしましたが、たぶん使用頻度は低いと思います。もしかしたら、ゼロかもしれません。