RADO GOLDEN HORSE 57J

けっこう無理して入手したゴールデンホース57Jの番がやっと来ました。30石、40石(緑馬)で

それなりに楽しませてもらいましたが、あと17個のルビーをどこに仕込んであるのか、

さらに期待が高まります。
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金張りケースはやはりめっきがはげて地の金属が腐食しやすく、それを取るとそこが凹んでしまう、

そういう状態にこの時計もなっていますが、まだ何とか実用はできそうなレベルです。

文字盤は、9時のインデックスが別物だったり、11時のインデックスの下に余分な接着剤が出ていたりで、

このままではちょっときつい感じですが、下手なことをするとかえって悪化するのでいじれません。

機械はローターがだいぶさびていますが、本体はまだ大丈夫そう。早速日の裏から分解に入ります。
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文字盤を外すと、日車にさびが。水が入った実績があるのでしょうか。
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どんどん外すと、中間車に5個の飾り石が。ここは今までにはなかった場所ですね。
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次に表側です。自動巻機構にルビーが多めに使われているようですが、57個にはほど遠いですね。
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どこかにずらーっと並んでいるのでしょうか。

どんどんばらしますが、一向に飾り石が出てきません。香箱の下の歯車にもなし。数えると、全部で

31個。あと26個はどこに? まさか、文字盤とローターだけ57石仕様のがっちゃなのでしょうか?

機械はAS1701
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気を落としつつ洗浄していると、自動巻の切り換え車の歯が欠けているのを発見。
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また、保油装置としてネジ留めされている眼鏡形の部品にルビーが付いていないことも分解時に発見。
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気落ちしながら洗ったせいか、小さいネジをいくつか紛失。踏んだり蹴ったりで、なんだか

組み立てる気力がなくなってしまいました。このまま部品取りドナーにします。