SEIKO CHRONOGRAPH AUTOMATIC 6138-0040
(赤/黒)ウマ、シチズンはツノクロノと呼ばれたりしているようです。
今回のは黒ウマというやつでしょうか。大きくて重量があります。純正のブレスは6時側と12時側の
大きさが違う(ラグ幅は同じだけど)という特徴があり、これが付いているとジャンクでもかなり
値が上がったりしますが、これはブレス無しで入手。
ケースや風防の傷はあまりなく、このまま使えなくもないような感じですが、リセットの感触があまり
ケースや風防の傷はあまりなく、このまま使えなくもないような感じですが、リセットの感触があまり
よくないこともあって、このままと言うわけにはいきません。
針やインデックスが後塗りされているような感じですが、ひどくはないのでこのままにします。
文字盤を外したところ。日の裏は、日車と曜車の隙間が大きい以外は見慣れた姿です。
日車と曜車を外すと見える板は、地板ではなく「カレンダー裏板」という名称。この下にカレンダーの
文字盤を外したところ。日の裏は、日車と曜車の隙間が大きい以外は見慣れた姿です。
日車と曜車を外すと見える板は、地板ではなく「カレンダー裏板」という名称。この下にカレンダーの
送り機構や12時間積算計とその制御部品が入っています。
カレンダー裏板を外すと、12時間積算計の制御レバーが見えます(7時~2時位置)。
9時と10時の間くらいにあるでべそのようなものが香箱とつながっていて、12時間積算計を
9時と10時の間くらいにあるでべそのようなものが香箱とつながっていて、12時間積算計を
駆動しています。(ETAの775xも香箱から動力をもらっているところは同じでした。)
こちらは表です。シングルカウンターの6139とほぼ同じと思われます。
クロノグラフ受けを外したところです。リセットハンマーや各制御レバーが変色しているのが
気になります。
素の輪列ですが、四番が秒クロノグラフ車になっています。
香箱。蓋についているギザギザの輪が時クロノグラフ車(12時間積算計)に噛み合っています。時クロノグラフ車にストッパーがかかっていると、このギザギザの輪と香箱がスリップし、
こちらは表です。シングルカウンターの6139とほぼ同じと思われます。
クロノグラフ受けを外したところです。リセットハンマーや各制御レバーが変色しているのが
気になります。
素の輪列ですが、四番が秒クロノグラフ車になっています。
香箱。蓋についているギザギザの輪が時クロノグラフ車(12時間積算計)に噛み合っています。時クロノグラフ車にストッパーがかかっていると、このギザギザの輪と香箱がスリップし、
ストッパーが解除されると一緒に回って時クロノグラフ車を駆動します。
分解が終わったら洗浄し、組立です。部品点数が多い上、どこにどの油を注すとかここは注しちゃ
いけないとかいろいろ指定があるので、サービスマニュアルを見ながら進めなければなりません。
とても時間がかかります。まず二番車と受けを取り付け
香箱、三番四番車、ガンギ車を取り付けます。
コラムホイールを取り付けた一番受けを取り付けます。この辺までは直感的に行けますが、
香箱、三番四番車、ガンギ車を取り付けます。
コラムホイールを取り付けた一番受けを取り付けます。この辺までは直感的に行けますが、
まだ四番車(秒クロノグラフ車が押さえられていないのでザラ回しに不安が残ります。
そこから先は、マニュアルと首っ引きの作業になってしまいます。
クロノグラフ受けをつけます。この時にクロノグラフが稼働状態になっている必要があります。
そこから先は、マニュアルと首っ引きの作業になってしまいます。
クロノグラフ受けをつけます。この時にクロノグラフが稼働状態になっている必要があります。
次に日の裏側に移り、巻真まわりを取り付けます。
手巻き・針回し・カレンダー早送りを切り換える部品。地上二階、地下一階という感じです。(ピンボケですみません)
手巻き・針回し・カレンダー早送りを切り換える部品。地上二階、地下一階という感じです。(ピンボケですみません)
カレンダー裏板をかぶせ
日車・曜車を取り付け
文字盤と針を挿して
完成です。
日車・曜車を取り付け
文字盤と針を挿して
完成です。
今回(も)とりあえず組み立てることが最優先となってしまい、最初に問題点と考えていたリセットの
感触が悪い点については原因がわからず、改善できませんでした。プッシャーを押し込む力を溜め、
一気に解放する部分に問題があると思うので、以前やった6139を開けてみて、どこが違うか
比べてみようと思います。
一番上の画像がどうしても消えませんので無視してください。