SEIKO LORDMARVEL 36000

10振動のロードマーベルは全数字文字盤のものを持っています。全数字こそこの時計の特徴、と

思っていましたが、最近になってバーインデックスも気になり始めました。

ということでジャンクを入手。(写真は今度は自分で消してしまったので、前半はありません。)

届いた品物は、文字盤の傷みはなさそう。商品説明の通り、竜頭が抜けますが、

抜けた巻真はさびさびなので中の状況が推測できます。

とりあえず分解を始めました。さびはおもに巻真、吉車、鼓車、オシドリを冒しており、

特にオシドリの巻真連動ピン(勝手に命名)はさびて無くなっていました。また、機留めネジは

2本とも頭がなく、そのうち1本は先端までさびがまわってしまい、地板から外せない状態。

それ以外はさびを落とせば何とか使えそうなので、グラスファイバーペンを使ってさび落とし。

きれいな金属面が出るまで磨いたら痩せてしまうので、適当に切り上げました。

復活不可能なオシドリは、形状的にはクラウンのものが使えそうですが、ロードマーベルはオシドリピンが

プッシュ式、クラウンはネジ式の違いがあり、使うとしたらねじ穴をストレート穴に追加工しなければ

なりません。そういうことはやりたくないので、仕方なくオークションで入手。

3日ほどで品物が届いたので組立開始です。

輪列を組み付けて、受けを取り付け、丸穴車、角穴車、コハゼを取り付け。
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テンプを取り付けて表側は完了。
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日の裏はカレンダーがないので簡単です。
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あとは文字盤と針をつけ、磨いたケースに入れて完成。
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中はちょっとひどいですが、外がきれいなので助かりました。