RADO GOLDEN HORSE 57J

以前、大ハズレを引いたゴールデンホース57Jのリベンジです。
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また同じだったらどうしようという不安を抱えながら、裏蓋を開けました。この段階ではまだ

わかりません。
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ケースから取り出し、針と文字盤を外しました。あ、何かあるようです。
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裏押さえを外すと見えたのは、ルビーが8個仕込まれた日の裏車。
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こういう使い方は予想していましたので、「ここに使ったか」という感じ。

日の裏側はここ以外に飾り石を入れた部品はありませんでした。


次に表側です。ローターを外した段階では、特に変わったところはありません。
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受けを外しました。あ、香箱の下に何か見えますね。
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自動巻の仲介車と角穴車にルビーが仕込まれています。
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数を数えますと、先ほどの日の裏車に8個、仲介車に8個、角穴車に16個。ベースの機械が25石ですから、
合計すると57個。今回は間違いなく57Jのゴールデンホースでした。

飾り石が仕込まれた部品を並べてみました。
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これらの石は完全な飾りで、摩擦抵抗低減とか摩耗低減などの働きは一切担っていないようですが、

この3つを入れ替えるだけで、25石の機械が57石になってしまうわけですね。

厳密には、石数が刻印されたローターも替える必要がありますが。

ほとんど飾り石だろうとは予想していましたが、その通りでちょっと拍子抜け。



今回の目的を半分以上は達成してしまいましたが、作業を続けます。

自動巻ユニット、香箱を分解。
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洗浄して組立開始。

地板に飾り石がいっぱいついた部品をセット。
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二番車、二番受け、香箱を取り付け。
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一番受け、輪列を取り付け。
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受けをかぶせてザラ回し、アンクルを取り付けてテンプ装着。
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自動巻のユニットを小組みして取り付け。
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日の裏側に移って部品を取り付けていきます。日付は瞬時切り換え、早送りは針の戻し回しで

行います。
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文字盤を取り付けました。インデックスの表面が腐食しているのと、文字盤のクリア塗装の下

半分くらいが白く変色している点が残念です。とりあえず、インデックスだけ磨いてみました。
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針をつけてケースに入れて一応完成。針も傷んでいますね。それでも、手持ちのラドーの中では

総合的に一番まともな時計です。
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