B-Barrel BB-0031不具合
腕時計に嵌って早い段階で購入したBB-0031ですが、
当初から巻き上げが重いのが気になっていました。
楽天のレビューでも同様に感じている人がいましたね。
この時計の使用頻度は低いのですが、ちょっと前にゼンマイを巻こうとしたことがありました。
巻き始めから、ちょっと違和感を感じました。二、三回巻くと、竜頭が戻ります。コハゼが効いて
いないようです。
ゆっくり巻き上げながら、指の感触を確認しますが、やはりコハゼのクリック感が伝わってきません。
かなりの確率でコハゼバネの破損と考えられます。
その時は、コハゼがどこにあるかわからなかったのでそのままにしましたが、先日ブライトリングの
venus188をやったので場所はわかっています。
ということで、本日手をつけることになりました。
裏蓋を外し、レバーとバネを外せばコハゼが現れます。そのコハゼを外しますと、その下に
半分になったバネが見えました。幸いなことに、もう半分もすぐ近くで見つかったので
大手術にならずに済みました。
この時計のコハゼバネは、3/4周くらいの円弧で、その先端が軸方向上下に折り曲げられているタイプ。
部品箱をあさりましたが、同じものがなかったので近い形状のものを曲げて使うことにしました。
写真の左側がついていたもの、右が代替品です。ちょっと太いですが、何とかなるでしょう。
曲げたものがこれです。
これを取り付け、コハゼを締め付けて動作確認。バネが太いのでクリック感がかなり強くなっています。
やはりどこかでもっと細いやつを見つけてきた方が良さそうですね。
でも、とりあえずこれで使えるようになりました。
ちなみに、コハゼは下の真の黄色丸のところにあります。
そんなに使ってませんが、すでに裏蓋とケースの合わせ面に一部さびているところがありますね。
中華時計だからなのか、高いやつも同じなのか。気になります。
もう一つの懸案、巻き上げが重い件については、以前ディンクスさんに質問したことがあります。
回答は「パワリザメーター付きのモデルは重い傾向がある」みたいな感じでしたが、
これまでの経験から竜頭内側のOリングとケース側のチューブとの摩擦抵抗が大きい可能性が高いと
判断し、チューブにグリスを塗り、竜頭を取り付けました。
結果はほぼ期待通りで、かなり軽くなりましたが、元々かなり巻きにくい竜頭の形状・サイズなのに
加え、今はコハゼバネが強いので、楽々巻けるという状態ではありません。やはりコハゼバネ交換は
必須です。
その場合、普通は販売元に頼むのでしょうが、そんな気にならないのはなぜでしょうか。