RADO Golden Horse 25J

今週はパソコンが起動後一時間以内に落ちるようになり、ネット閲覧もままならない状態でした。

きっかけは日付がおかしいというエラーが出たことで、それはマザーボードリチウム電池を交換して

解決したのですが、その後落ちるようになったのです。電源か、マザーボードが逝ってしまったのか、

いろいろ考えましたが、最終的には電池交換した時にCPUファンの電源コードを引っ張って抜いて

しまったことに気づかなかったという落ちでした。


ということで、今回は久しぶりのラドーですが、またもやゴールデンホースです。

多石モデルではなく、ETAの25石を積んだモデル。
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金めっきケースですが、めっきの剥がれはほとんどありません。裏蓋はSSのスクリューバックです。

これを外すと、金色のめっきを施されたETAの機械が見えます。2783というやつを搭載しているようです。
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この機械は秒針規正ができるんですね。

巻真にさびている部分がありますが、機械本体はきれいです。文字盤を外した日の裏側もきれいです。
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自動巻ユニットの裏側。もちろん分解して洗います。上二つが切換車ですが、ここの注油によって

自動巻の効率や手巻きの感触が変わる気がします。
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受けを外したところ。通称、ETA輪列。
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香箱の中はそれほど汚れていないように見えますが、油っ気はほとんど無いので洗って注油することに

します。それにしても、ちょっと長くないでしょうか?
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分解後は洗浄してどんどん組み立てていきます。
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洗ったケースに入れて、機留めとローターを取り付け、
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完成です。
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今回はそれほどひどい状態ではなかったので、分解前にタイムグラファーにかけてみました。

歩度は-20秒前後で、姿勢差は最大30秒ほどでしたが、作業後は+15秒前後、姿勢差は最大で15秒ほど

に改善?しました。