SEIKO 5 ACTUS SS 6106-7490
ことみたいですね。秒針規正のない70系ファイブとの差別化のためにつけられた、
とも書いてありました。なるほど。
機械は6106c、ちょっと前にやったファイブDXに載っていた機械(6106A)の後継機のようです。
比較的きれいです。
比較的きれいです。
側にはそれなりの傷がついています。風防も、傷かと思ったら大きなヒビでした。汎用ガラスが
まだあるので、ロードマチックのように交換することにします。
針、文字盤、曜車を外しました。
どんどんばらします。
どんどんばらします。
次の写真は地板の穴石周辺です。左から3番目がアンクルの穴石なのですが、受け石もついているように
見えます。ただ、これはかしめられていて取り外しはできないようです。
輪列側もどんどんばらします。内部も比較的きれいな機械でしたが、ここだけ妙に汚れがありました。
香箱内も、真にかなりスラッジ状のものがたまっているのですべて洗うことにします。
香箱内も、真にかなりスラッジ状のものがたまっているのですべて洗うことにします。
洗浄後、地板に受け石をつけます。
注油は、しばらく前は受け石をつけてから注油し、細い針でぐりぐりする方法を採っていたのですが、
注油は、しばらく前は受け石をつけてから注油し、細い針でぐりぐりする方法を採っていたのですが、
なかなか本に書いてあるようにはいかないので、すべて受け石にオイルをつけてから枠にセットする
方法に変えました。こちらもけっこう難しいのですが、うまくいく確率は高いですね。
裏返して輪列を組み付けていきます。金色のL字形の部品が秒針規正レバーです。
受けをかぶせてザラ回し、受け石と角穴車、コハゼを取り付けます。
アンクルと受けを取り付け、爪石に9415/2をつけてガンギ車を5歯進めてまた注油、これを4回ほど
繰り返しました。
テンプをつけて受け石をセット。
自動巻ユニットを組んで、取り付けます。
知らないうちにテンプ受けに傷を付けてしまったようです(;_;)
知らないうちにテンプ受けに傷を付けてしまったようです(;_;)
気を取り直して日の裏側です。鼓車が入る場所にドラえもんの手のようなものがありますが、
これを鼓車の凹みに合わせるように組みます。
手巻きができないこと、カレンダー早送りが竜頭を回す方法ではないことから、この辺はシンプルです。
カレンダー早送りは巻真を押し込みます。巻真を押し込むとオシドリが動き、二つの部品を介して
日車と曜車を送ります。押し込まれた巻真を戻すバネが、写真上方の大きな円弧状の部品です。
どんどん組みます。
文字盤、針をつけてケースに入れて
できあがり。
この時計の機械は、先日やったファイブDXの機械とほぼ同じに見えたのですが、どこが違うのか
写真を頼りに比較してみたところ、次のことがわかりました(見落としはあるかもしれません)。
意外に相違点があるものです。
6106A 6106C
竜頭での曜日の早送り できない できる
日送り爪の材質 金属 樹脂
日車を受けるルビー 4個 0個
日の裏車の受け方 地板に軸 地板に穴石
日修正レバー 外れる 外せない
ローター軸受けの固定 圧入 ネジ留め
ローターの固定 ネジ2本 軸に二面+ネジ1本
曜車の受けルビー(日車押さえ) 2個 0個
三番車ガンギ車のダイヤフィックス なし あり
地板側アンクル受け石 なし あり
竜頭での曜日の早送り できない できる
日送り爪の材質 金属 樹脂
日車を受けるルビー 4個 0個
日の裏車の受け方 地板に軸 地板に穴石
日修正レバー 外れる 外せない
ローター軸受けの固定 圧入 ネジ留め
ローターの固定 ネジ2本 軸に二面+ネジ1本
曜車の受けルビー(日車押さえ) 2個 0個
三番車ガンギ車のダイヤフィックス なし あり
地板側アンクル受け石 なし あり