CITIZEN CHRONOGRAPH AUTOMATIC 8110A その2

文字がすっかり消えた曜車をどうするかはおいといて、とりあえず組めるところまで組むことにしました。

ベゼルに風防がはまっているのですが、それは樹脂のリングで固定されています。

今の時計と同じですね。そのベゼルは、同様に樹脂リングでケースに固定されています。

だいぶ緩いので、交換した方がいいでしょうが、これは後からでもできそうなので、とりあえず今は

このまま組み付けます。
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風防は傷はないものの、研磨をしたようで表面が歪んでいるので、交換してみることにします。

機械の方は、まずはクロノグラフ受けから組み立てました。受けの裏側に部品を取り付け
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クロノグラフカバーという名前の板を取り付け、その上にまたいくつか部品を取り付けます。
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ひとつ上の写真は、実はひとつ部品をつけ忘れていることが後でわかり、やり直しています。


次に輪列を組み付けます。受けをかぶせる前に必要な部品を取り付けました。オシドリピンを忘れずに。
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受けをかぶせ、ザラ回しチェック。
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アンクルを取り付けて注油し、角穴車や丸穴車、ピラーホイール、テンプ等を組み付け、先ほど組んだ

クロノグラフ受けを取り付けます。
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うっかりしてここまでの写真を撮ってませんでした。一つ言えることは、この機械はピラーホイールが

完全に隠れてしまう構造で、見せることは何も考えていないらしいということですかね。


次は日の裏側に部品をつけていきます。
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その後カレンダー受けに部品を取り付け、それを地板に取り付け、
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さらにその上に部品を取り付けていきます。
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そして、日車まで取り付けました。
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これ以降は曜車を何とかしない進められません。またしばらく作業が中断します。


その後、ようやく決まった方針は、タトゥーシールで文字を復元すること。二種類使える言語は、

ひとつは英語でいいとして、もう一つを日本語にするのははつまらないし、アラビア語はわけわからんので、

ふと思いついた惑星記号でやってみることにしました。今回使った惑星記号はこれです。
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製作過程は割愛しますが、できあがった曜車はこんなんです。
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これを機械に取り付けました。
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足のない文字盤にはこういうものを使って
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足をつけます
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そしてこの文字盤を機械に取り付けます。小さい窓に対して曜日のズレが心配でしたが、

思った以上にうまく収まってくれたようです。
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この後針をつけて動作確認をしたのですが、分積算計がどんどん動いてしまいます。ストッパーが

効いていないようです。またばらさなければなりません。ということで、まだ続きます。

                                              つづく