ZODIACトリカレムーンその後

分解掃除が終わってから数日動かし続けたのですが、やっぱり出ました、不具合が。

最初の二日ほどはよかったのですが、三日目くらいに曜日窓だけが白目を剥いているのを発見。

針をぐるぐる回しても切り替わりません。早送りも効きません。指で弾くと動きます。針回しを

続けていたら、分針が緩んでしまいました。

仕方がないのでベゼルを外し、針と文字盤を外してチェック。この状態では問題なく切り替わります。

文字盤だけ取り付けてもOK。次にベゼルで押さえられていることをシミュレートし、

少し文字盤を押しながら針を回していくと、症状が再現しました。

ベゼルで押されることにより、曜車と文字盤が接触してしまっているのが不具合の原因のようです。

送り爪の動きが渋いのが原因というわけではなかった・・・


ではどうやって文字盤と曜車の干渉を防ぐか。いろいろ考えましたが、いい案が浮かびません。

とりあえずベゼルがどう文字盤を押さえているのか見るために、ベゼルと文字盤を合わせてみたところ、

なんと、文字盤はベゼル内径より小さい。つまり、文字盤を押さえているのはベゼルではなく、

風防だったのです。

今付いている風防はかなり肉厚があるので、薄い国産の汎用風防に交換すれば干渉を防止できると

思ったのですが、合うサイズのものがない。そこでやむを得ず、今ついている風防の内側を

斜めに面取りするような感じで削り、装着。

緩くなってしまった分針は、ポンス台でおっかなびっくり穴を締めてみました。

取り付けてみると、前よりはわずかにしっかり固定されるようになってました。

まだ二日経過しただけですが、今のところまともに動いています。

月が変わる時が次の山場かもしれません。