日食とムーンフェイズ

昨日は日食でしたね。自分の家から皆既(金環)日食を見る機会は、事実上もうないので、

じっくり観察することにしました。日食グラスというのが出回っていたようですが、

私はあえて買わず、持っているNDフィルターやPLフィルターを合計6枚重ね、

さらにサングラスを加えて観察しました。

似たようなジャンクをいくつも買うくせに、使うべきところでケチる悪い癖は十分自覚しています。


ZODIACのムーンフェイズを見ると、今日は新月です。考えてみれば当たり前のことですが、

ムーンフェイズがなかったら日食と新月の関係には思いいたらなかったかも。


そのムーンフェイズ表示ですが、ちょっと気づいたことがあります。このZODIACの窓は

半円の下に同じ大きさの小さな半円が3つ並んでいます。
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月齢車の月マークはこの半円と同じ大きさですから、満月のままの期間がかなり長くなってしまいます。

そうでなくても欠け方が実際と違うのに、満月の夜が何日もあるというのはいかがなものでしょうか。

正確な月齢なんか、満月と新月以外はぜんぜんわかりません。

ここに至り私はようやく、ムーンフェイズ表示は月齢を知るものではなく、天体と時間のかかわりに

想いを馳せるためのギミックなのだということを理解しました。


表示窓の形では、真ん中の半円が小さく両側二つが大きいものがあります。
イメージ 2

こちらの方が主流のようですが、これですと満月の後すぐ欠け始めるので、現実に近い。

しかし、デザイン上の安定感はやや劣るような気がします。もはや正確な月齢を知る意味は

ほとんどないわけなので、細かいことは気にせず、宇宙のことを考えてみるきっかけにすれば

いいのではないかと思います。


余談ですが、ムーンフェイズ(月相)と月齢は違うものだそうです。しかし、混同されることも

しばしばだとか。時計も、名前は月相なのに表しているのは月齢。ムーンエイジよりムーンフェイズ

の方がかっこいいからかな。それとも、最初に時計に組み込んだ人が単純に混同してしまっただけ

なのかな。