マジックレバーの調整

「セイコー技術手帳～自動巻～」に書かれているマジックレバーの調整について書きます。

調整といっても、あまり大したことは書いてありません。二本の腕で伝え車を挟むテンションの調整

として、片方の腕を外した時に伝え車の歯丈の3倍分爪先端が内側にはいるようにすると

書いてあるだけです。

これ以外に個人的に経験していることは、腕が変形して爪の向きが変わっていたという事象です。

腕の一方は押し、もう一方は引きで伝え車を回しますので、爪先がそれぞれ斜め上、斜め下を向いて

いなければいけませんが、「引き」の爪先が真横を向いていたために引こうとしても滑ってしまい、

巻き上げ効率が落ちるというものでした。

この時は腕を曲げて爪先が斜め下を向くようにして、巻き上がるようになりました。

こういう時は本来部品交換なのかもしれませんが。

ついでに注油箇所、確認箇所方法についての記述も載せておきます。