SEIKO 5 DX 6106-?

ちょっと前にやりました、アクタスSSの裏蓋がついていたファイブデラックスのその後です。

あれから机の上にずっと転がっている(一応ポリ袋に入れて問題点を書いたメモは入れてありますが)こいつを

眺めていたら、裏蓋がアクタス用だから機械が固定できないというなら、アクタスの機械押さえを使えば

固定できるんじゃない? というごく普通の発想に至りました。

そこで、もう手を付けないと書きましたけど、再びいじり始めることにしました。

これはもう部品取りだなっというアクタスSSから機械押さえを取り出します。これは鉄枠にウェーブスプリングが

ついているタイプですが、そのばねが半分なくなってます。これを入れてみたところ、何とか機械が固定できるようです。
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左がアクタスSS用、右が5デラックス用です。


機械の固定はこれで解決。次は竜頭です。ドナーのアクタスSSのものは、竜頭は使えるサイズでしたが

こちらも巻真が短い。そこで6106用巻真を落札しました。

長さを調整して取り付けて、こちらも解決。

最後は問題ありのテンプですが、ドナーのテンプは受けが汚いため交換はせず、修正でごまかしました。

歩度も片振りも調整はできたので、まあ御の字でしょうか。


この機械、自動巻きの受けに「6106C」と刻印してあったのでアクタスSSと同じと思ってましたが、曜日を

早送りできないので組み方間違ったかなと写真を見直したら、早送りできない構造でした。

他の5デラックスを見たら、うちのは全部6106Aを搭載してました。ということは、自動巻きの受けだけか、

モジュールごと6106Cに交換されたということですね。まあ、これは互換性ありの部品ですから問題はありません。


ということで、何とか復活しました。
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