さらばブライトリング

すでにあちこちで話題になっているので、今更ブログネタにするのも気が引けますが、

一応ブライトリングファンとしては書いておかねばなりません。

何のことかといいますと、このたびの値上げのことです。

毎年のように春に価格改定がされて来ましたから、値上げ自体は想定の範囲なんですが、

今回の値上げはその上げ幅が半端じゃないのです。クロノマット44が\829,500から

\966,000で、16.5%の値上げとなります。100の大台はすぐそこです。

つい先日までの強烈な円高でも値を下げることがなかったのに、円安になった途端に

この値上げ。今欲しいモデルがないので、自分には直接的な打撃はありませんが、

欲しいモデル購入に向けて資金をためている最中の人はショックでしょうね。

値上げをすると売れ行きが落ちることは分かっているはずだし、販売側の要請で廉価モデルの

クロノスーパーオーシャンを復活させたりしているのに、今回の大幅値上げを断行した理由は

何なんでしょうか。

なんて考えるまでもなくブランドイメージの高級化なんでしょうね。「昔のブライトリングは安くてよかった」

と言っている人は、多少安くなったくらいでは現行品を買わないから相手にしない、

廉価モデルを望むような層は高級ブランド所有者にふさわしくないので切り捨てる、

これらを決定的にするために多少売れ行きが鈍っても大幅値上げをして、それでも買ってくれる層だけを

相手にしようということなんでしょう。

そういう方針(ほんとにそうなのかどうかは知りませんが)はありだと思うし、それでも買ってくれる

人はたくさんいると思うので、長期的に見てブライトリングのブランドイメージは上がっていくものと

思います。今後もどんな新モデル・新ムーブメントを出してくるのか注視していきたいと思いますが、

私にとってもはや購入対象ではなくなりました。そういう意味で「さらばブライトリング」です。