TUGARIS SEADRAGON 60J 不具合発覚(つづき)

すり減った歯車の、残った部分を何とか生かす手として、もう一方の切換車を少し高くする方法を

いろいろ考えました。突起を伸ばすことはできませんから、代わりに何か挟み込んで

かさ上げすることにしました。

銅合金の座金を丸く切って穴を明けたもの、ばねを丸く曲げて余分なところを切り取ったものなど、

いくつか作ったのですが、何しろ入れる場所が小さいのでなかなかうまくいきません。

最終的には、かなり薄めの座金を入れたのですが、浮いていると切換車抜け止めが入らない、

抜け止めが入るくらいにすると噛み合わない、という結果になりました。

やはり、かなりきわどい寸法で設計されていて、切換車を持ち上げる余裕などないことがわかりました。

もうこの時計を使わないか、60石をあきらめるかのどちらかを選ぶしかありません。

とりあえず60石をあきらめることにします。


うまく行ったら写真も載せて報告しようと思いましたが、残念な結果なので文字のみとさせていただきます。



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