SEIKO LORDMATIC 5606-7191 25J (23J)

もう何度もやっているロードマチックですが、ガラス風防についた深い傷をネタにしようと思って

こいつを選びました。
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裏蓋を開けてちょっとびっくりしましたが、テンプは動いたので何とかなるかと思います。
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日の裏です。粒状の異物がたくさんありますが、さびはないようですね。
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分解が終わったら表側の分解ですが、こちらも異物がたくさん。一番受けの下も

同様でした。
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自動巻きの二番仲介車に石がありません。25石の機械はここにルビーが2個

使われているはずですが、それがないので23石の機械ということになります。
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ローターには25 Jewelsと書いてありますけどね!!

香箱内はこんな感じでした。滑り具合も悪いというほどではありませんでしたが、分解することにします。
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分解・洗浄が終わったら組み立て開始。まずは表側から。
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そして日の裏側。文字盤と針もつけます。
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ケースに入れて
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完成。
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今回の目的だったガラスの深い傷補修ですが、作業中に風防を落として割ってしまったため、

本懐を遂げられないことになってしまいました。そこで、一矢報いるため、ドーム風防を使うことにしました。

このケースは枠にガラスを接着してあるタイプですが、ドーム風防を使うと枠の接着面との空間が

大きくなるため、接着剤の処理が難しいと考えていました。それが実際にはどうなのかを

確認しようというわけです。

結果としては、枠に接着剤を塗る時にいかに均一に適量を塗るかが大事、という

当たり前の結論が出ました。平面ガラスであればはみ出した接着剤を削り取ればよかったのですが、

ドーム風防でははみ出させないことが大事です。

次回はもう少しきれいに貼り付けできるのではないかと思います。




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