BULOVA AUTOMATIC 23 JEWELS 11BLACD - tohokuhonsenの日記

今回はブローバの自動巻き時計です。ペットネームが書いてありませんので困ります。

竜頭が異様に大きく、アンバランスに見えるので非純正品がついているのではないかと

思いますが、どうでしょうか？

裏蓋は、いつも通り踊るポニーテールのお姉さん。

機械もきれいですね。Cal.は11BLACD。ブローバの場合、上4桁が基本のファミリー番号で、

その後のAは自動巻き、Cは中秒針、Dはカレンダーを表すようです。すべてに当てはまるかどうかは

未検証ですのでご注意ください。

日の裏側から分解していきます。構造は割と簡単です。

次に表側を分解します。自動巻きはモジュールとしてまとめて外せますが、どうせ分解するので上から

ばらしていきます。

自動巻きを取ると、基礎ムーブメントが出てきます。出車を使った中三針です。

ブローバの機械は4種類くらい分解しましたが、番号が違っても基本的な構造はすべて同じなんですよね。

その出車ですが、ずいぶん深く圧入してあるため、受けとの隙間がなく出車抜きの先端が入りません。

仕方がないので出車をつけたまま受けを外し、裏側の三番車を外そうとしたところ、カナと歯車が分離して

しまいました(^_^;

三番カナと受けの隙間もないので、出車から飛び出している軸をコンコンたたいてようやく抜くことができました。

香箱内はきれいで滑り具合も悪くないので分解はやめました。

その後洗浄し、表側から組み立てを始めました。複雑な構造ではないのでどんどん組み付けていきます。

出車をあまり深く入れないように注意しました。

次に日の裏側を組み立てます。

ケースに入れて

完成。

この時計、風防が正規品ではないかもしれません。接着剤を使った形跡がありましたし、

秒針が風防内側に干渉して止まったりで、調整に苦労しました。