SEIKOMATIC-P 5106Aいぢり

この時計を分解掃除してからもう2年になります。詳細は[→こちら]

記録を見ると、これまでに2回使っていますが、最後に使ってから1年半経っています。

そんなある日に使ってみようと取り出し、軽く手巻きをしようとしたら、重い。

ローターが供回りしています。原因は察しがつきます。

2年前にどんなことをしたか、詳細は覚えていませんが、切換車に注油したかも。

その時の油が悪さをしているのでしょう。

黄色丸の部分が切換え伝え車です。
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この時計と前後して入手した5106Aの技術解説書には、切換車(正式名は切換伝え車)への

注油について、具体的なことは書いてなかったので、良かれと思ってやったんだと思いますが、

最近入手した「'68 セイコー紳士用ウォッチ 技術解説書」に載っていた5106Aの解説では、

こんな指示がされているんですよ。
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こんなところにうまく注油できますかね。注油の目的が切換え動作を確実に行うためらしいですが、

今すぐやらなくてもいいかな。

今のところ、切換え伝え車の洗浄のみでローター供回りはなくなり、パワリザも普通に出ています。