IWC SPITFIRE CHRONOみたいな時計

イメージ 1

これは私の所有物です。威張れることではありませんので詳細は割愛しますが、幾多の危機を

乗り越え、金も時間もかけて、今ここに存在しています。

正直、お気に入りです。ブラックバードがパチからホンモノ購入に至ったように、

こいつもあと一歩でそうなりそうでしたが、縁がなかったのでしょう。

今程度の良いものが出てくれば、購入を考えるかもしれません。


それはさておき、久しぶりに使ってみようと思って取り出したところ、前回のSEIKOMATIC-Pと

同様、手巻き時のローター供回りがひどい。ということでこいつも切替車を取り出して

洗浄することにしました。

こいつを取り出すには、クロノ関連部品を留めている受けを外さなくてはならないので

ちょっと気を遣う作業なのですが、スタートボタンを押してから作業すれば、

部品が飛んでいく可能性がぐっと減ります。

ということで取り出しました。とりあえずクリーナーで洗浄します。

そして、このまま取り付ければ供回りはなくなると思います。

しかし、もともとごく微量注油指示がある部品に何もしなくていいのかという思いがあり、

かといって下手に注油するとローターが供回りするというジレンマに悩みます。

その一つの打開策として、先日のブライトリングデイで聞いた話を思い出しました。

「スイスから届く新品の切換車は、表面にうっすら油膜がついている」

これをヒントに、油を直接注すのではなく、溶剤で薄めたオイルに入れてから

余分な溶液を吹き飛ばせば薄く均一に注油できるのではないか。と思い立ちました。

そこで、メービスのD-5をパーツクリーナーで100倍(かなり概算)に薄めたものに

切換車をつけて、すぐブロワーで吹いたものを取り付けてみました。

しかし、残念ながら供回りが発生。やむなく再度取り出し、洗浄のみで取り付けました。

今後はオイルの種類や希釈率などを変えて、トライを続けてみたいと思います。