シチズン クリスタルセブンのガラス研磨
勢いに乗って、次のガラス研磨を実行しました。こいつです。
日本で初めて風防にクリスタルガラスを採用した腕時計だそうです。
名前の通り、風防を通してきらきら輝く文字盤やインデックスはとてもきれい。
けっこうお気に入りなんですが、この風防の傷がクリスタル感をほとんど台無しにしているため、
外へ持ち出す気にならず、今まで2回しか使ったことがありません。
いつか新品に交換しなきゃな、と思いながら今日まで時間が流れましたが、ついに
新品ではないけど傷がほとんどない風防を与えてやれることになりました。
前回アップした手順通りに作業を進めます。まずは前処理ですが、前回気づいたことを
反映して、真ん中は押さえず、なおかつ力を抑えることで平坦度と面粗度を確保。
前回より時間をかけて大きな傷を取ります。
そして、ホルダーに接着します。クリスタルセブンの風防は裏側が凹なので、その形に合った
ホルダーが望ましいのですが、いいものが見当たらなかったのでフィルムケースのふたを
使用しました。フジのフィルムケースのふたは、真ん中が少し飛び出しているのですが、
それがまあまあ合うことがわかったからです。
そして本研磨。今回はグラインダーを外に持ち出し、地面に置いて作業しましたので
途中の休憩はなく、最後まで一気にやり切りました。正味4回目の作業ということもあり、
要領をつかんだのか、また前処理での対応が功を奏したのか、30分程度で終わりました。
今回は周辺部の凸凹が残るという状況でしたが、真ん中が残るよりはずっと楽でした。
風防を外したついでに裏押さえのグリスアップ、パラショックとプロフィクスの注油やり直し
などをやりました。ワンピースケースなので、面倒なんですよね。
こうして往年の輝きを取り戻すことができたクリスタルセブン。うーーん、思い切りクリスタル。
「なんとなく」どころではないですよw