ROLEX DAYTONA PACHI RETURNS - tohokuhonsenの日記

パチデイトナが戻ってきました。

持ち主が「ちょっと相談があるんだけど」と、改まって話しかけてきたので、

まさか止まったのか？

ぎくりとしたのですが、どうもそうではないようで、クロノを稼働した後に

リセットすると、12時間計の針があらぬ方向に戻るとのこと。

現物を見ると、確かに変なところで止まっています。

原因がすぐには思いつきませんでしたが、とりあえず預かりました。

針が緩んでいるなら楽だけど、それならリセットのたびにずれるはずだが

どうもそうではないようだ。ならぱ内部で瞬間的に噛み合いが外れたか？

家に戻ってケースから機械を取り出し、針をつついてみましたが、

取り付けが緩いわけではなさそうです。とりあえず、一度12時間計の針を

抜いて、正しい位置に挿し直し、一応動作確認をしてから持ち主に返却し、

しばらく様子を見てもらうことにしました。

しかし、その日に「またずれた」と打ち上げられました。

確かにずれてるw

再び家に持ち帰りました。

何回かクロノを起動してはリセットを繰り返してわかったことは、

リセットボタンを押して、クロノ秒針や30分計の針が帰零したところから

さらに押さないと、12時間計が帰零しないことがわかりました。

私の押し方がゆっくりで不十分であったため、針をずれた位置のまま挿して

いたというのが真相のようです。

ずれた原因はわかりましたが、深押ししないとちゃんと帰零しないのは

問題じゃないのか？

手持ちの7750搭載機をチェックすると、すべて特に深押ししなくても

帰零します。パチとは言え、このままでは気持ちが悪いので、何とかしてみることに

しました。

こんな感じでずれてます。12時間計のみ針を挿し直せばいいんですが・・・

全部針を外して文字盤と変造クロノ輪列受けを外し、クロノを起動します。

2時間ほど放置した後、クロノを止めてリセットボタンを押します。

ばちんと言って、各クロノ車が動きました。そこからさらにリセットボタンを押します。

すると、12時間計のみぬるっと動きました。もしかしたら、変造クロノ輪列受けが

余計なフリクションを生んでいて、そのせいで深押しが必要になったのではないかと

予想していたのですが、そうではありませんでした。

そこで、変造クロノ輪列プレートも取り外し、12時間計のリセット系部品の取り付け状態を

チェックすることにしました。

しかし、問題があるようには見えない。この状態でリセットすると(写真ではバネがありませんが)、

部品が四方に飛び散るため何のチェックかわからなくなってしまいますので、

またプレートを取り付け、12時間計の歯車列にちょっと注油してから

リセットしてみましたが、結果は同じ。

しかし、一気に最後まで押し込むようにすればちゃんとリセットできるので

(むしろこれが普通の押し方かも)、持ち主には納得してもらえるでしょう。

ということで、リセットボタンをしっかり押してから針を挿し、動作確認を何回か

繰り返して問題がないことを確認し、完成としました。

今度こそ完成だと思うんですけどねー

ところで、私事ですが、元旦付をもって東海地方への転勤を命ぜられ、

ただいま引っ越し準備の真っ最中です。年明け後も、転居先のネット環境が

整うのが1月19日以降となるため、12/25から1か月近く音信不通になります。

コメントはほとんどつかないと思いますので特に問題はないと考えていますが、

ご承知おきくださいますようお願いいたします。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。