RADO PRESIDENT 21J その二

RADOの時計をやるのは、二年半ぶりだったんですね。

さて、昨日に続きその二をお届けします。

実は分解中にコハゼのネジを飛ばす失態を演じ、それを探すのにずいぶん時間がかかりました。ほとんど諦めかけ、一縷の望みを託して掃除がてら移動させたPCの下で発見したのでした。

飛んだと思っていた方向とは正反対の方向でした。いったい何回やれば気が済むのか。

ともかく、洗浄します。そしたら、まず三番受けに保油装置を取り付けます。大きい方が三番車、小さい方がガンギ車ですので、それぞれ裏から注油します。
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次に、地板に保油装置と耐震装置を取り付けます。こちらの保油装置はアンクルとガンギ車です。アンクルの方には注油しませんから、保油装置と言うよりは受け石ですね。
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二番車、香箱を取り付けます。
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輪列を載せます。
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受けを2枚かぶせてザラ回しをします。

OKなので、アンクルを取り付け、
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丸穴車、角穴車、テンプを取り付けます。
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これで表は終わりです。

次に日の裏を組み立てます。
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日車押さえを取り付けたら、日送りの確認をします。ばっちりです。
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文字盤と針を取り付けて
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磨いたケースに入れます。
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完成です。
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両頭グラインダーによる研磨でちょっと雰囲気は変わってしまいましたが、まあいい感じにはなりました。

ところで、この直線的なラグ・・・
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アレに似てますね。コレです。
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雰囲気も大きさも全然違い、時計としては似ている感じはあまりありませんが、ラグだけを見ると似てるなあと思います。

あれ、特筆するほど似てないかな・・・ま、そゆことで。