ROLEX SUBMARINER 5513 (2)

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 以前、横浜在住の先輩から購入を打診されていたサブ5513です。
ブレスに問題があったため、一度は断念したのですが、先方がよほど売りたいのか(笑)
ブレスを新品に交換するからどうだと再打診してきました。
悩んだあげく、結局それで手を打つことになってしまいました。
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 ロレックスの中でもサブは嫌いじゃなかったんですが、あのブレスはシーラカンス
言えますよね。ベゼルは9000円で買える時計と同じだし(失礼)、正直あの値段は
出せないと思っていました。

 ちょっと前からサブのモデルチェンジの話が出るようになって、ベゼルはディープシーのように
なってブレスも無垢コマになると知り、買うならそっちかな、前評判はあまりよくないから
ちょっと待てば並行品が安くなるかな、買うならその辺りかな、と考えていました。

 しかし実際にバーゼル2010で登場すると、なんか評判がいいみたいですね。当分値下がりは
ないかな。ちょっと当てが外れた感じですが、5513を手にしてしまった今はほとんど関係ないです・・・

 さて、5513ですが、何が購入の決め手になったのかというとドーム風防が一番の理由です。
こんもりと盛り上がったプラ風防は今の製品にない雰囲気を持っています。
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 今修理などで風防交換をする場合、ドーム型ではあるものの、曲面が違う風防になるようです。
現行風防も付属してましたので比べてみると、外周部からの立ち上がり方が違いますね。
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 文字盤のインデックスは、縁取りがないせいもあって輪郭がまん丸ではなく、ずれたり地の黒が
透けていたりしている部分があります。以前は縁有りの現行タイプの方がよいと思っていましたが、
今は多少のずれやムラがあっても縁なしの方が好ましいと思うようになっています。
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 文字盤はつや消し黒で現行と違うところもマル。現行のミラータイプは中心の穴の周囲が
プレスダレのようになっている点が気に入らないので、それが目立たないつや消しがベスト。
プレスダレに見えるのは塗装を繰り返した結果だと思いますが、個人的には受け入れがたい。

 文字盤の損傷がほとんどないのに対して、針の傷みの方が進んでいる点が気になります。
せっかくついているオリジナルの針はそのままにしておきたいと思う反面、夜光の色合わせをした
新品に交換した方が見栄えはいいなあと思ってみたりします。針は当時とは発光材料が違うだけで、
針自体は当時から現行モデルまで同じらしいですね。

 ベゼルは今のようなクリックと右回転防止機能がなく、ちょっと変な感じですが、実用上は
まったく問題ないと思います。
 トップリング(というのでしょうか?)は傷が付きやすい部分だと思うのですが、
傷らしい傷がなく、それでいて古ぼけているのでいい雰囲気です。
何十万もする時計のベゼルが目盛りをプリントしたアルミ板を貼り付けただけというのは
納得できないのですが、こいつは約30年前の時計だからその辺は追及しないことにしましょう。

 ケースは、サイドに気になる傷があるのが残念ですが、当分研磨は不要と思います。
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 ブレスは前述の通り新品なので不具合はありません。心配していた本体側とのアンマッチも
ほとんど気になりません。が、このブレス、日ロレ価格で9万円するそうです。
確かに仕上げはしっかりしていますが、クラスプは鉄板を折り曲げただけみたいだし、
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開いたときにエクステンション部分がクラスプ内側に固定されずぶらぶらになるなど、
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とても9万円の商品には見えません。これが9万円なら、IWCやブライトリングのブレスが
10万円以上でもおかしくないですね。

もともとアンチロレックスだった私が初めて手にした記念すべき?ロレックス。
できるだけいいコンディションで後世に残せればと思います。