SEIKO LORDMATIC 5606-7160 23J WHITE

前回シチズンの77系をやったら、次はセイコーの56系をやりたくなったので、この時計をチョイス。
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後でわかったんですが、セイコーは9か月ぶりで、最後にやったのがこれと同じモデルの文字盤違いでした。

ワンピースケースですので、風防取り外しから始めます。

文字盤はとってもきれい。針はちょっと腐食?が出ているようです。
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機械を取り出します。目立った劣化はありませんね。
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文字盤の下もきれいなものでした。
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どんどん分解します。
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カレンダーの早送りは全くできない状態でした。もう見慣れた状況ですね。
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こいつを分解して、破損した部品を交換します。
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うまく交換できたので、表側の分解に入ります。
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香箱真付近が黒いのですが、それ以外はきれいです。
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ダイヤショックにオイルが残っていたので、最後のメンテはそれほど昔ではないのかもしれません(と言っても10年オーダーかな)。

機械の分解が終わったので、外装の手入れをやります。

ケースは、円周状のヘアラインを入れ、サイドはポリッシュ。裏側は平らな部分にヘアラインを入れてみました。

ガラス風防はそこそこ傷がついているので、いつも通り研磨します。
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途中、猫による妨害工作がありましたが
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まあまあうまく仕上がりました。
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前回のシチズンと同じで、ガラスと枠の間に汚れが入っているので何とかしたかったんですが、

だめかなと思いつつ裏から押したら簡単にはがれてしまいました。
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これで貼り直しができます。


接着剤の硬化を待つ間に機械を組み立てましょう。

表側は写真を撮るのを忘れました(^_^;
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日の裏側も、最初のころに比べれば要領はわかってきているものの、9か月ぶりなので忘れている部分も多々ありました。
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カレンダーの早送りも問題なし。
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ローターを付けて
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ケースに入れて、針を付けます。
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針の汚れは油系だったようで、ライターオイルで拭いたら結構きれいになりました。

あ、ケースに入れる前に歩度調整はしておきました。ただ、ケーシング前後で歩度は変わるんですよね。


貼り直した風防を取り付け、ベゼルを圧入。

ついていた純正ブレス(洗ったらものすげーいっぱいカスが出た)を取り付けて完成。
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さて、夏休みもあとわずか、もう一個くらいできるかな・・・